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日本の食を司る農林水産省の職員食堂咲くらでイワシクジラを頂いて参りました。

iwasikujira1.jpg

イワシクジラのステーキというが、これはたたきであろう。
何しろ肉をめくるとじんわりと血がにじんでいるのである。
イワシクジラ。聞かない名前だ。ぼうずこんにゃくさんにお伺いを立てたところ
「鰯ばっか食べてる」
「ミンククジラよりうまくて高級」
という貴重な情報を得た。

農水公式サイトの写真と実際に頂いたイワシクジラの写真をしみじみ比べたところ、筋のない赤肉らしいことが判明した。
ミートテンダラー使ってるんじゃないかと疑いたくなるほどの柔らかさは、純粋に肉質の良さに因るものだったのだ。
このステーキなイワシクジラさんのたたきがなんと五枚もがつがつと乗っかっている。
下には雑に切ったタマネギとブナシメジ、椎茸などのキノコ類を蒸して軽く味付けしたものが敷いてある。
イワシクジラさんの上にはごま油と醤油ベースのたれ、小口切りの万能葱、すり下ろし生姜が載せてある。
とにかくこの肉がやわこくてしみじみとうまいのだ。
よほどの牛肉でないと勝てないだろう何とも言えない甘味、そして臭みのなさ。
付け合わせは繊切りキャベツにいい塩梅のポテトサラダ。
味噌汁は板麩とわかめ。

これが1,000円である。

食べただけで「鯨食文化はなくしたらあかんな、うんうん」と確信させる手腕と、これをたった1,000円で供してしまう矜持。
さすがは日本の食をつかさどる農水であるなと恐れ入った次第である。

なお、職員食堂ではあるが、一般開放されているので霞が関虎ノ門にお越しの際はぜひお立ち寄りを。

ちょっとシステムがわかりづらいんで蛇足的付記。

入った途端目につくのは奥のお惣菜取り放題のカフェテリアコーナーだが、鯨ステーキ含む定食類はその手前の目立たないカウンターでオーダーするようになっている。
「入ってすぐの右手のカウンター」
と覚えていただきたい。
そこでトレーと箸を準備して粛々と待っておると、お姉さんが、鯨ステーキと付け合わせを奥の厨房に頼み、ご飯を食堂中央にあるレジ近くの炊飯器からよそい、さらにカフェテリアの奥にある味噌汁コーナーから味噌汁を汲んで持ってくるという非常に非効率的なオペレーションが展開されるが、温かく見守るがよろしい。
レジは食堂の手前中央に用意されており、これまた混雑時の動線が心配されるが、1時以降に行くとからんからんである。
その時間になるとカフェテリアのお惣菜は冷めきっている上に種類も少なくなってはいるが、何、鯨ステーキ目当ての犯行であれば問題ない。
醤油とソースはテーブルにあるが、ドレッシングはカウンターにしか用意されていないので、定食の付け合わせによってはカウンターでドレッシングを使っておくといいだろう。
飲み物はテーブルに清々しい冷水と温かいほうじ茶が用意されている。
ちょっと閉口したのがものすごくヴォリュームの大きい(そして妙に音質のいい)歌謡曲がずっと流れていることで、私が参じた折は何だか知らんが彼のことが好きだということをひたすらに連呼する歌詞としてはかなり痴呆的な内容(しかし歌唱力は素晴らしく高い)、しかも職員さんが皆はきはきと働きすぎていて食器のぶつかる音やら互いへの声掛けが最近のJRの車内放送なみに喧しかったが、そんなこと、鯨ステーキの旨さの前には大した問題ではないのである。
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ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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