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生が一番、という話。

横浜そごうで開催中の「日本画の革新者たち展」を観て参った。
ああいうの観ると、あれだな、やっぱ生が一番って思うよな。
今まで版画と印刷物で見てたせいでよさがわかんなかった横山大観、「春秋図」観たら腰が抜けた。
菱田春草の「落葉」の落ち葉の描き分けにも感動した。
写生に等しいもの、描線のない色のみのもの、そのはざまのもの、それぞれが等距離の箇所に描かれている。
遠近を表すためではないのだ。
美しくてたまりませんよ。
辛抱なりませんよ。
岡不崩という人にも初めて出会った。
後に本草学者になったという人なんだが、他にも永井荷風の美術教師だったとか、考現学やってたとか、何これ面白い。
横山操の「川」は、全体黒く沈み陰鬱な中で左手の水面がほんとうに輝いているように見えるのが素晴らしかった。
錯視にも似た煌めきを表現するためだけにあの陰鬱な街並みを描いたのではないかと思う程だ。
星野真吾の「喪中の作品・赤い別離」は、「人拓」という手法、下村良之助の「化石の激翔」は紙粘土に着色、ああ、すごいや、すごい。いろいろな手法があるものだ。
地味目な展示内容だからか、からんからんだったしな!
これが誰かの名を冠した展覧会であったなら、膝をついて描線を舐るように観るなどという悦楽を味わうことはできなかっただろうなぁ。
ああ、楽しい。
人生は楽しいものだ。
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ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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