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徳川美術館はなかなかよいものであったことよ

「徳川美術館は、侯爵徳川義親の寄贈に基づき、御三家筆頭62万石の大大名、尾張徳川家に伝えられた数々の家宝、いわゆる「大名道具」をそっくりそのまま収め」て開館した美術館である(パンフレットより抜粋)。
展示室は9に分かれており、それぞれ
1 武家のシンボル 具足、刀
2 大名の数寄 茶の湯 名古屋城二の丸御殿にあった「猿面茶室」を復元 ボタンを押すと奥のふすまが開いて茶道具の納め方が見れるから見逃すな!
3 室礼 書院造に贅を尽くした品々 名古屋城二の丸御殿の「広間」と「鎖の間」の一部復元
4 武家の式楽 能名古屋城二の丸御殿の能舞台を原寸大で復元 能がたしなみであったということは歌って踊れる武士じゃなきゃいかんかったということで大変じゃなイカ!
5 大名の雅 奥道具 化粧の品やら琉球楽器やら
6 王朝の華 源氏物語絵巻
7,8,9 企画展示室

となかなか見どころのある構成。

青貝柄槍拵なぞ、持て余すほどの長い槍の柄が螺鈿のようになっておって、徳川の贅もここに極まれりと思われたものだ。
すべての品がただ並べられているのではなく、復元した名古屋城の一室を背景に情景を再現するように展示されているのがまたよい。
ただ、今回は、私好みとしか思えないような、
「知られざる徳川美術館コレクション 珍品・気品・銘品!?」
という特別展を行っており、むらむらしていたわけである。

これは! をかいつまんでご報告。
・黒塗り茶糸威具足 徳川宗治所用
なんか具足の後ろに金のモールで作った筒をすえそのてっぺんに黒のふっさふさが乗っけてある。きんきらの筆が乗ってるような感じ。どうしてこうなった。
・萩山焼膃肭臍置物 熱田に膃肭臍(実はアシカ)が来た時に大盛り上がりで作られた焼き物の一。
・鉄火箸(名古屋城古瓦止釘転用) 欲しいな。
・鳩杖 ハトは咽ないから長寿の祝いのモチーフとなるそうだ。
・化石鳳凰硯 貝の化石を鳳凰の羽に見立てて珍重した模様

ちょっと気の毒なのが「下手ウマ! 殿様手作り品」コーナー。
・人物絵巻。なんかこう、人物を描いたのを絵巻仕立てにしてるんだけど、スゲー才能がないのかあるいはやる気がねーのか。稚拙極まりないのが300年後に公開されるなんて、えらいひとは気を付けた方がいいと思いました。
・茶碗群 皆陶工の手が入ったのではないかと付記されていてちょっと寂しい…
すげえのが写真なすった徳川慶勝。こいつすごい、生地牡丹彫衝立とか、文字彫刻箱とか、お殿様の手すさびのレベルを超越してる。すげぇなやっぱ慶勝はよ。

・墓に納めるほど大事にしてた北斎漫画1から12巻野ざらしにされて「この時代の殿様もこのような庶民的な書物を楽しむことが可能だったんですねー」とか言われる慶臧萌え~
・化け物草紙 なんとここにもあったのか!
・火桶型銀杏の実入れ ちょうど銀杏が入る程度のごく小さいほかに用途の見当たらないような猪口の様な器を思いなさい、猪口よりもまだ小さい、それが四つ端正に並んでいる、これは如何にと思ったら、銀杏入れであると。徳川では銀杏は四つ以上頂くと腹を下すとの言い習わしがあり、そのためこのような器を作ったとのこと。得心しつつ若干めんどうくさいと思ったのは内緒だ。
・四季草花文金銀珠石螺鈿蒔絵小沈箱 手のひらに乗るお重に螺鈿細工が施されている。美しいものは恐ろしい。
・香道用の花灰押群もまたしかり。
・詩歌短冊帳、料紙を張り交ぜ美しく書き下した詩歌の豆判、これはむらむらきますなぁ。
・根付類は言うにさらなり。

・能装束、唐人相撲用のひげが想定以上にインパクト。

・秀吉所有の古印、、それぞれミニチュアですばらしいのだが、なかでも三重の入れ子になっているものがすばらしかった。

以上、伝来の確かならぬものもとり交ぜた非常に面白い展覧会、常設展の料金で特別展も拝観できるので、お近くの方は行っておくがお得ですぜ!

徳川美術館

なおまめちしき。
・徳川美術館にはでかいガラガラオッケーなロッカーがあるのでチケット販売のところで申し出よう。専用コインを呉れる。コインは戻ってこないのでとり忘れたものがあったらもっぺん販売のところに申告しに行こう。
・もしあなたがバスでここに来たのなら、そしてそのまま名古屋駅に行きたいのなら、20分ごとに来る市の基幹バスに乗るといい。バス停は自分が乗ってきたものの向かいにあるやつだ。そ
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ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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