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【お蔵出し2007年物】今度の特定商取引法改正で拒否者に対する訪問勧誘禁止が導入されちゃったらおまんまの食い上げになっちゃう社団法人日本新聞協会販売委員会委員長の泡食った意見書

当該記事をですね、とある東大卒の美人弁護士さんに発見されましてですね、
「この記事書いたころから全く言い分変わってない! ネコタさんすごい! また記事書いてくださいよ! 」
といわれたのですがさすがに新たに記事書くと立場上まずいのでお蔵出しモードでまいります。
なお、部数減ってるらしいから販促連としては状況はさらにシビアと思われます。フフーフ。

元記事こちら




去る平成19年11月27日、経済産業省で消費経済部会 第11回特定商取引小委員会が開かれた。
その中の議題に特定商取引法改正案「拒否者に対する訪問勧誘禁止」というのがあり、それは

①勧誘を受ける意思の確認義務を導入する。
②契約を締結しない旨の意思を表示した者への勧誘を禁止する。
③文書による勧誘拒否は、表示者と相手方が特定されているものに限る。
④拒否者への勧誘禁止の範囲や期間、意思確認方法などにつき、ガイドラインに整理する。
というようなもの。
まぁいまどき訪問販売でまっとうなのを探すのが難しいというか、販売方法が多様化した現在、よっぽどでないと一見さんの訪問販売員からモノを買わないというか、通ったらフツーの人なら万々歳の改正案なんだが。

これに困ったのがいわゆる新聞拡張員の方々。
そんなもん通っちゃったら非常にまずいわけで、日本新聞協会販売委員会の委員長の方が意見書を出したんである(PDF)。
で、この中身があんまり泡食ってて面白いんで一部ご紹介。
以下意見書より。


1.法改正の趣旨は、悪質事業者から高齢者などを保護することであるはずだが、勧誘を拒絶する消費者に対する勧誘の禁止および勧誘意思の確認義務が、すべての訪問販売に導入されることになれば、営業活動の自由が侵害される恐れがある。規制強化は本来の趣旨に限定し、悪質事業者の違法な行為自体を取り締まれば足りるものであり、通常の営業行為は規制すべきでない。入り口の段階で、幅広く営業行為に規制の網をかけることは、過剰な規制につながる。

→要約すると
「自分たちは悪質事業者じゃないんだから相手が勧誘を拒否していても何度でも勧誘していいじゃん! いいじゃん! 」
ってことだね。


2.新聞は、極めて公共性の高い商品であり、広く読まれ普及することによってその公共的役割を果たすことができる。その普及の方法については、これまで訪問販売を主体にし、94%という世界的にみても最高水準の戸別配達率を達成してきた。こうした新聞の公共的役割を妨げるような過度な規制はすべきではない。一方、消費者からの苦情については、各社ごとに苦情・相談窓口を設置し、解決している。また、特定商取引法の指定商品として、新聞セールス近代化センターを設立し、悪質セールスの排除に努めるなど、自主的な改善努力を積み重ねてきた経緯があることも、ぜひご理解いただきたい。

→本当に公共性が高ければ勧誘などせずとも「新聞配達してクダサーイ」と消費者の方から依頼しに来るものだと思っていたのだがどうも新聞拡張員さんたちのいう公共性というのは自ら苦情相談窓口センターを設置し解決しなくてはならないほど「てへっ! やりすぎちゃったかな? メンゴメンゴ! 」な訪問勧誘方法で確保しなくてはならないもののようである。


以下は別紙より。


○玄関に「セールスお断り」「赤ちゃんが寝ています」などのステッカーを張る家庭が増えている。ステッカーを意思表示としては認めないとのことだが、再勧誘禁止の規定が導入されれば、事実上こうした世帯への訪問ができなくなる。禁止される勧誘の概念が拡大され、セールス自体ができなくなってしまうことを懸念する。

→法がどうこう以前にそんなステッカーはってある家庭にセールスしちゃだめだろ。お前は日本語が読めないのか? 


○新聞は公益的な商品であり、商品自体に欠陥はない。このような商品と、布団やリフォームなどの悪質業者が販売する商品を同一視するのか。再勧誘の禁止と拒絶意思の確認という二つの入り口規制を、すべての商品に一律に適用するのか。

→勧誘方法には欠陥があるのを認めているのか? 


○消費者が勧誘を拒絶する旨の意思表示をした場合、勧誘が禁止されるということだが、新聞の場合、「今、○○新聞を取っていますので、△△新聞はいりません」「新聞は読んでいません」と、断られるところから勧誘が始まる。こうした規定が導入されれば、本来自由な営業活動まで規制されることになり、過剰規制にならないか。

→これについては池本誠司弁護士から的確なツッコミが入っている。

断り文句からセールスが始まるという考え方から、消費者の主体性の尊重という考え方に転換するよう、訪問販売業者への周知が必要である。

特定商取引法改正に関する最終報告書(案)に対する意見(PDF)
Exactly.


○消費者の拒絶の意思表示をどのように確認するのか。「だめ」と言っても、今、忙しいので「だめ」という場合もあるし、本当にいやだと思っている場合もあるだろう。セールスの実態を考えないで、一律に規制を導入するのは、過剰規制ではないか。

→だから消費者の主体性の尊重といっておろうが。連絡先おいてけば今忙しい人でも後で連絡してくれるかもしれないだろ。なんでだめっていってるのにまた来る気マンマンなんだよ。普通じゃないよ。


○いったん消費者から勧誘を拒絶されたら、未来永劫にわたり勧誘ができないということなのか。

→それでいいと思う。だって調べりゃ新聞の販売所なんてすぐわかるじゃん。よいものなら注文来るって! 自信もとうよ!


○全国で5千万部を超える新聞が発行されており、極端に言えば、その数だけ訪問活動が行われている。例えば、1月から3月まで3か月の新聞購読契約がある場合、新聞購読が始まって1か月が経過した2月には、契約期間が切れた後の4月以降の購読継続の勧誘が行われている。消費者からのクレームは多いかもしれないが、新聞の勧誘は分母が大きい。東京都の消費生活センターに寄せられる新聞勧誘の苦情件数は、絶対数でいえばまだ大きいが、4パーセント減少している。

→三ヶ月だけとってってうそじゃん。絶対数で言えばまだ大きいって認めちゃだめじゃん。ちなみに同審議会で出された報告書(案)にはこんなデータも。

ちなみに消費者相談の多い商品・役務は、件数順に次の10種類。
①ふとん類、②新聞、③浄水器、④リースサービス、⑤アクセサリー、⑥補習用教材、⑦生命保険、⑧健康食品、⑨家庭用電気治療器具、⑩複合サービス会員

産業構造審議会消費経済部会特定商取引小委員会報告書(案)(PDF)
2位だなんて、やればできる子じゃあないか。


○新聞は業界内で様々な努力を続けてきており、新聞セール近代化センターの設置や、自主ルールである公正競争規約を運用している。また、社の取り組みとして読者センターを設置し、読者からの苦情・トラブルなどについて365日24時間体制で受け付け、解決している。問題とされている悪質業者と違い、すべての新聞社が一切問題から逃げない姿勢をとっている。そのことを評価してほしい。

→「俺は逃げない」って開き直る前に苦情トラブルの発生するような訪問勧誘をやめようよ。ね?


○勧誘ではない通常の訪問は、規制の対象となるのか。「新聞購読をお願いします」と言えば勧誘だが、「1週間試読紙を読んで、現在購読中の新聞と比べるアンケートにご協力お願いします」という一般の訪問を、勧誘と区別することができないのではないか。

絶対とれっていわない? 


○新聞の持つ公共性ゆえに、再販制度と特殊指定が認められている。2005年7月には文字・活字文化振興法が制定された。活字文化の普及に新聞の勧誘は不可欠である。特定商取引法改正が、活字文化の普及・推進の足かせになることがないよう要望したい。

→大丈夫だよ、他にも活字文化の媒体はあるから。


○新聞は店頭に品揃えをして顧客を待つものではない。世界に誇るべき戸別配達制度が維持されているのは、訪問販売があってのものである。新聞の発行部数および普及度の高さも、この戸別配達制度があるからであり、今回の法改正が、世界に誇るべき戸別配達制度の崩壊につながりかねないという危惧をいだいている。新聞の果たしている公共的な役割を含めて、今回の法改正では新聞業界の意見を十分に反映させるよう、小委員会での審議に臨んでほしい。

→キヨスクで売ってるし自販機もあるんだけどなぁ。要約すると「苦情トラブルが来るような訪問勧誘のおかげで新聞は現在の発行部数を確保しているんである。苦情トラブルが来るような訪問勧誘をやめたら発行部数が激減して商売としてなりたたなくなる。だからやーめーてーよー」ということなのかな。
そんな勧誘方法でないとなかなか買ってもらえない商品というのはずいぶんアレな感じがするから自分からいわないほうがいいと思うんだけどなぁ。


というわけで、「新聞の訪問勧誘続けさせてー」と訴えるためのこの意見書から読み取れるのは
新聞の訪問勧誘方法はやっぱアレだよねー
アレな勧誘方法でやっと部数確保してるんだったらやっぱ新聞もアレなのかなー
というアレゲな結論なんである。なんだかなー。

とりあえず改正案通りますように。

nni's blogさまより新聞拡張員さんサイドのサイトを教えていただきましたので紹介させていただきます。記事の紹介ありがとうございました。
新聞拡張員ゲンさんの嘆き
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  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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