お仕事弱い人

四人でチームを組んでおる。職場の話だ。
一人は8年くらい勤めてる超ベテラン、このチームどころか課全体にかけがえのない人である。
私は4年くらい務めているわりには経験値不足のひよこ、日々たんたんと寄せられる仕事をこなすのが使命というあまり意味はないがやっぱいないと困る人といえなくはない。
んでもって、引き継ぎの時期で、上司が二人おる。
一人の上司にはベテランが丁寧に気を使いほぼツーカーの関係、非常なる信頼を築きあげてきた。本来二人で行かねばならぬところを自分一人で行って上司の負担をなくす等、その手法は見事である。
当方においては、生来気の利かない気質であること、とにかく日々こなさなくてはならない仕事が絶え間なく寄せられてくるものだから、上司との良い関係というものはまるで築けておらなんだ。
それでも上司とマンツーマンで取り決め進める案件というのはある。ここでは上司一人に非常勤複数がつき、非常勤が一案件を持つという体制で仕事を進めるからだ。
週明けに新しい上司、今の上司、ベテラン、ひよっこで案件を持ち寄り進捗状況を話しあうことになった。
ベテランの案件はかなり進んでいる。ほれぼれするほどである。
翻ってこちらの案件は、送られてきたデータの類似性をなんとかとりまとめたもの、資料としての見やすさも不完全、正直出すもの恥ずかしいシロモノだった。
しかしながら、
この調査分野はいままで誰も手を付けたことのないもの、
定義からして曖昧、
とにかく怪しそうなものは全てとりあえずデータ化してそこから方向性を定める
ただ、全てのデータを出されてもわけわかんないからある程度まとめた形で出して欲しい
と聞いていたのだから、現時点ではこれを提出するのが私のできる手一杯だったんである。

にも関わらず、ベテランからはっきりと突っ込まれました。
「なんで明日の課長レク用に見やすくまとめていないの?」
それはここは方向性を定める打ち合わせだと思っていたからです。
「IPアドレスが同じだからって所有者が違う場合があるってのは知ってるよね? 」
それは場合であって、やってみなくてはわからないのでは?
それに先日IPアドレスが同一なら管理者も同一ですよとおっしゃったのはそちらではございませんでしたか?
さらに申し上げれば、違う場合があるという相場観も、私が実際に殺ってみなくては身につかないのでは?
「この並びってさぁ…おかしくない? こういうふうに情報並べても課長ぴんとこないよ」
その配列は今上司に支持された通りにやったのですが。
「大体元資料の探し方ってどうなの? 定義から詰めなおさなきゃなんないんじゃないの? 」
それは今上司と二人で話し合って定めたことで、あなたが知らないのは当然のことです。

ベテランさんが再三口にするのは、
「チームとして、進行には俺にも責任がある」
という至極当然のことです。
それは、タイムスケジュールをうまく切れない私としては、大変ありがたい。
しかしながら、このまま「タイムスケジュールをうまく切れない私」のままでいるのも、ベテランさんにとっても、私にとっても、よろしくない。
なので、チームというからには
1 まずは、今後のこともあるので、今上司のいるうちにこれから上司とベテランに定義と手法をもう一度確認したいということ
2 調査手法は似ているので、これから上司にお願いして、できるだけ打ち合わせに同席させてもらい、情報共有していくこと
3 それができないのであれば、ちゃぶ台返しのような形でひっくり返す前に、一緒に打ち合わせをしていただき、経路補正をしていただきたい。
私はとても不完全です。それは存じております。
ただ、「こんなのは知ってて当然でしょ」という情報が多すぎるのも事実です。
そのような、「新参者にはわからない村の掟」をちら見させて困惑させるよりも、明文化させ、共有するほうが得策ではないかと思うのです。
変な話ですが、もしそれをなしえないのなら、あなたち自身が言語化能力に劣っているということではありますまいか?

あらゆる職場、あらゆる団体、あらゆる集団、あらゆるフィールドが、誰にでも居心地の良い場所になりますように。
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ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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