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関東の接待焼肉界に殴りこみをかけるがごとき赤坂天檀にてんまいロースランチ食ってきた

ロースランチ、1,500円也。

一人で行っても個室を案内してくれる優しい店、それが天檀である。
左手に見えるステンレスにはこの店の特徴たる焼き肉の付け出汁が入っておる。
テーブルはタッチパネルで着火消化火加減店員呼び出しまで賄える接待本気仕様。
勿論火力は十分、焼き肉で気になる煙もどういう仕組みかわからんがテーブルで吸い込んでおるらしく煙はビタイチ立たん。
tenndann01.jpg

おしぼりや箸からも本気が伝わってくるのだ。
箸が割り箸ではなく銘々箸(既に割られておる意)であることにも感銘を受ける。
上等な箸でもてなすところといやぁ赤坂では竹亭が一番であったが、ここはその上を行くんでないか。
tenndann04.jpg

こちらの店はランチでお惣菜バイキングをやっておる。
どこでも同じラインアップの生野菜のサラダには目もくれず、ナムルやらキムチやらのお惣菜を一通り。
左手皿一番上から時計回りに、ごま油香るほうれん草のナムル、キムチ、オイキムチ、ナスの味噌炒め、チヂミ、チャプチェ、もやしナムル、真ん中がムセンチェ。
キムチは直球で辛いが、それ以外は皆一歩控えた味。
右手手前はわかめスープ。わかめは別立てで、ふやからないようになっておる。右上がタンチムなる牛タンを甘辛く炊いたもの。といってもこちらも十全に柔らかくこっくりとしておりながらくどすぎぬ味付けである。こちらまでバイキングのメニューに並んでおるとはなんともはや。
一番右端に見える薄金色が付け出汁である。単品で味見した所、牛出汁に上等の酢を合わせたもののように思われる。
tenndann02.jpg

そして肉登場。ロース様である。
甘めのタレに漬かっておる。
この上等を十分に熱せられた網に載せるとテーブルが煙吸い込む仕様のためまるでプロレスラーの入場みたやうにもうもうとあがった煙が下に吸い込まれてゆく。それが面白い。
裏は丁寧にじりじりと脂浮き上がるまで、返してさっと表を炙り、頂く。
口に含むと丹念な焼きで閉じ込めた清冽な脂含む肉汁溢れ、かすかな焦げは香ばしさをもたらし、赤みが芯のある旨さを伝えてくるのは言うまでもない。
とはいえタレのみでいただくと上等ながら凡庸な焼き肉である。
これを付け出汁に存分に浸す。
と、タレの持つ甘さと鹹味、醤油なりの複雑さに加え、非常に控えめな牛出汁の旨味、酢の酸味がぐいと味わいの奥行きを広げてくる。
美しい庭を素晴らしい紗を越して見るようなものだ。
善き哉善き哉。
tenndann03.jpg

二枚ほどで遊んでいるうちにお惣菜が居なくなったのでバイキング二巡目に入る。
選ばれし精鋭どもよ!
tenndann05.jpg

しまいはコーヒーと一口デザートである。
コーヒー、冷温質されなかったのだが、なかなかに暑い折なのでアイス良し。
なお、右手に見えるおひやのグラスも持ちやすくくぼみがついておる。
やる喃。
tenndann06.jpg

一口デザート、チョコレートスポンジに砕いたナッツを敷いたカスタードプリンである。
丹念である。
tenndann08.jpg

夜分はバイキングのような下品なことはやっておらんわけだが、
にしてもこのしつらいやら上等の肉を付け出しに合わせるやらを昼で金出して試食した人のいくばくかはこの店の
「味わいは言うまでもなくお客様を楽しませ流れを邪魔しないことを課題に一心不乱に仕立てております」
という心意気に気づき、接待に使うであろう。
それがこのしつらいに見合わぬバイキング込ランチのコンセプトである。
また、焼肉店につきものの会計時に供される口直し、こちらではハッカ飴とサクマドロップスである。
この辺りも気が利いておる。

なお、タレントやらもずいぶんこちらにお越しのようなのだが、なんとまぁ、その証左となる色紙がレジ見上げたところにみっちりと貼られておった。
「有名人ご贔屓」というアピールを正面からするはこの店にはそぐわず、といって頂いた色紙を無碍にすることもなく、ふと見上げた人が気づけばよろしいというやはり一歩控えたしつらい。
京都発は油断ならんと痛感した次第である。

んでもってタレント連のサイン、新し目のお笑いさんが多くて覚え切れず、今は懐かしきIZAMしか印象に残っておらぬのは内緒だ。

天檀 赤坂店
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  • Author:ネコタ斑猫
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    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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