長野県は松本、食べログトップ1000に入るうなぎのまつかでうなぎ食ってきた

11時半開店、売り切りじまいというおそろしい店である。
訪ねてみた。

matsuka01.jpg

勝手わからんと踏み石に導かれるままに奥を訪ねてしまいそうだが、店舗は手前の右手なので間違えないように。

品書きを見ると

うな丼 うなぎ二切れ ご飯 きも吸い おしんこ 2750円
うな弁当 うなぎ三切れ ご飯 きも吸い おしんこ 3750円
うな重 うなぎ四切れ ご飯 きも吸い おしんこ 4750円
うなぎ定食 うなぎ五切れ ご飯 きも吸い おしんこ 小鉢 5750円

とある。

うな丼ご飯少なめを注文する。

matsuka02.jpg

そして頂く。

matsuka03.jpg

matsuka04.jpg

しみじみと咀嚼しながら、口腔内の感覚を総動員しながら、味蕾を全力で励起させながら、嗅細胞が絶え間なく捉え伝えてくる電気信号を逃さぬよう黙しながら、思った。

うなぎは白身である。きめ細かい白身である。なめらかな白身である。舌の上ではらはらとほぐれてゆくその筋肉の構造は極めて繊細である。皮下に脂のような層がある。そこには嫌味もくどさもなく、ただ口に含んだ時に十分な厚みをもたらすために控えている黒子のようなものだ。白身は唾液に触れなば解けるほどに柔らかいに比べ、表裏ことに皮はしっかりと焼いてあり実に香ばしい。中の柔らかさを十全に保ちながら歯を当てればかりりとするほど遠慮会釈なく焼き上げているその好もしさよ!
たれは甘くもなく辛くもない。少なくともこれだけで飯が食べられるなどという類ではない。蒲焼きの味わいの本分はたれにあらず身にこそあるという当然を淡々と知らせてくれる素晴らしい脇役である。
肝吸いの鹹味も浅い。あくまで控えめである。肝の歯ざわりよろし。

実に満足なる、そしておそらく自分の人生で一等足りうる、素晴らしいうなぎであった。

まつか
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
検索フォーム
最近の記事
カテゴリ
リンク
最近のコメント
月別アーカイブ
RSSリンク
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

最近のトラックバック