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美味いというよりエロい酒 若戎酒造株式会社「2013 純米吟醸 神の穂 別囲い 生」

佳い酒が入っていそうだ、という漠たる勘を以て鎌倉は高崎屋本店に詣でたところ
若戎酒造株式会社に拠る神の穂という酒を勧められた。
何でも「本当なら流通しなかった筈の酒」であり
「うちにしか置いてありません」という。

うちにしか置いてありません、は本当だろう。
だが、「本当なら流通しなかった筈の酒」という触れ込みとそれそのものの美味さとは一体比例するものか。

心中薄く疑いながら、当然の如く連れ帰った。

1575円也。

口開けから驚愕した。

香りが恐ろしく艶っぽい。
甘いのだが、酸味旨みを奥深く湛えているのをひっそりと隠しているような、複合的且つ蟲惑的なる香り。

注ぐにあたってごくわずか手に付いたのをつい口に含んだところ、これまた素直に甘く、しかしながら緩やかなる五味満足の予感。

呑んでみた。

一口目。

香り立ちながら味わいは主張せず、「端正に涼やか且つ豊かな美しい甘口」という印象。

三口目あたりから。

空気に触れたせいか、
「なんだこいつ、気強いじゃん」
という主張が口中をめぐる。

高崎屋さんの言う
「本当なら流通しなかった筈の酒」
が、何を意味しているのか、どのようないきさつによるものなのか、自分のような素人には測りがたい。

だが、裏書きからも推察できるように、これが米の品種、育成から心砕いたものであるとすれば、
或いはこれは数倍の値で取引されるべきところを
試しに卸されていたのに運よくありついたのではないか。

そんな僥倖すら夢見うる酒であった。

kaminoho01.jpg

kaminoho02.jpg


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ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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