スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お母さんについてこれるか?

※第一子が実家逗留中なので強気です。


第二子が塾に行きたくないと言い出した。
まぁ今に始まったことじゃないんだが
(自分から行きたいと言い出した公文中途逃亡してやめたという前科持ち)
無断でさぼる、宿題やりたくないと泣き叫ぶ、しまいには格闘という非常に難儀な有様に。
何故そんなにいやなのだ。
お前はできるようになりたくないのか。
とばかり問うていたが、言い争ううちに
何故私はこいつを塾に通わせたいと思っておるのか
という風に問いが変容していった。
改めたところ、
一 第二子は以前非常に分数ができずそのとき教えきらなんだのであまり出来がよろしくないであろうと私が思い込んでおる
二 塾の宿題をやらないので自宅勉強の習慣がついていないであろうと私が思い込んでおる
三 第一子も通っている今の塾は定員が少ないため中学からでは入れない。そうなると長期休暇時の兄弟割引が適用されない。これは損であると考えておる
というような事由に帰結した。
三つ目の理由については、今から一年間通わせた際の費用と兄弟割引とを考え合わせると実のところそれほど損得の差はない。むしろ通わせない方が割安かも知らん。
これに
子どもに無理に宿題をやらせまた通わない際に実家に送ってもらうなどの措置を取った場合のコストとリスク
を勘案すると、通わせないほうが余程得という結論に達した。
が、問題は、一と二である。
果たして以前の分数ができん子のままであったとすれば、そしてそこから先に進もうとしない子であったとすれば、私にどうなるものではなく、塾に通わせ続けたい実家を大丈夫と説得することもできないだろう。
されば状況を確認するためにも第二子に聴取せねばなるまい。
もとより第二子の塾に通うのが嫌な理由は
宿題をやらなくて残される
間違ったところを直すために残される
先生があわない
遠くて通うのが面倒くさい
この三四点にあった。
一方で私が第二子を塾に通わせたい理由は
できないから不安
の一点である。

「じゃあお前、塾を辞める替わりに、お母さんについてこれるか」
啖呵を切った。

「お母さんがやれといった勉強を全部やれるか。
そうしたらお母さんは実家を説得してやる。
覚悟はあるか。」
問うた。

第二子はまぁ、その時点では甘っちょろい認識で肯首した。
そらぁそうだ、目の前の塾に行きたくないわけだからな。
とりあえず言質をとったので、こちらはことを進めることにした。
先ずは塾の算数の宿題を改めてやらせてみた。
すると存外できる。あれだけ苦手だったはずの分数もつるつる解いている。
「あれからできるようになった。勉強ができないんじゃない、塾の宿題をやりたくないんだ」
そんなものいいも説得力のある出来っぷりである。

そして国語の宿題。

西洋の偉人の簡単な業績が書かれていて、漢字表記の偉人の名前と結び付けろ、という、大人の目から見ても非常にトリッキーな問題が掲載されていた。
勿論箸休め的な立ち位置だ。
業績から偉人を導くところまでは手伝った。
だが漢字表記の偉人の名前については、当初から解題を放棄しようとするのを言葉で引っぱたきやるように強いた。
「勘でいいからやれ」
「できるわけがない」
「いいからやれ」
今思えば無茶苦茶だが、とにかく子どもに
やる前に逃げる
出来ないと最初から決め付けて放棄する
ことをやめさせたかった。
しばらくして根負けした子どもが提出したものを見たところ、全問正解であった。
驚く子どもに
「解くことから逃げるな。
やらなかったら最初からゼロだ。
でもやって半分でも合ってたら半分は点が取れるだろう。
だから絶対わかるわけないと思ってもとりあえず考えて答えを書いとけ。
あとお母さんは頭がいいように見えるかも知れないけど全部最初からわかってるわけじゃない。
わからない問題については勘で解いてる。
で、勘って言うのは今まで積み上げた知識から出てくるものであてずっぽうじゃない。
お前にも今まで生きてきた中で勘が備わってる。
だから「できない」って決め付けてやるのを放棄するな。
お前はちゃんと、全然わからないと思った問題について、全問正解を出したじゃないか。」

これで何かを突破したらしい。
敵前逃亡しなくなった。

一方の私は教えながら塾のテキストのレベルを計った。
およそのところがわかったので、本屋にゆき、いくつかの参考書問題集を見て、
国語については学校のプリントを十全にやらせた上に本でも読ませておれば事足りるであろう
算数、社会、理科についてはシグマベストのくわしいシリーズで進めたほうがよかろう
という結論に達した。
そこで今度は国語の補遺として何を読ませるかを検討した。
子どもに好きな本を聞いたところ
星新一が面白いから読みたい
と言う。

改めて確信した。

こいつには図書館での模索と友達との交流関係とから小六で自力で星新一に辿り着き且つそれを面白いと言えるだけの知力が育っている。
いけるんじゃないか。

古本屋を訪ね、
星新一を二冊、宮沢賢治を二冊、序に目に付いたので森毅を買った。
トリックと情と年頃にあわせたエッセーという意図的な品揃えである。

このうちからまず子どもが手に取ったのは森毅だった。まちがったっていいじゃないか、というタイトルが気に入ったらしい。
大体三ページくらいを音読させ、間違った読み方をしたら指摘した。
途中疑問があったらなんでも聞くように言い、必要に応じて一緒にネットや辞書で検索した。

参考書の方は、基本的に自主学習でわからなかったらやはり聞くようにと言った。
非常によく出来ている参考書なので、無理なく自習できるところがくわしいシリーズのよいところである。
およそ自力で取り組み始めた。

塾を休止してまだ五日だが、勉強することに抵抗はなくなったようだ。
ていうかスゲェ。人が変わったみたいにマジメに取り組み始めた。
今日は学校のテストを見せてくれた。90点と100点だ。
お母さんが勉強を見てくれるおかげで学校の勉強がすごく楽、という。
学校の宿題も率先してやる。

改めて、塾がどうして嫌だったのかを聞いてみた。

今みたいに色々聞けないから。
いっぱい人がいて集中できないから。

ああ、そういうこともあるかもしらんなぁ。

とりあえず中一までの一年間、子どもは私についてくると言った。
そして実際に努力をしている。
私も子どもに私の術を尽くして学び方を教えてやろうと思う。

第一子? 知らねーよ。け。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

ぜっっっ…ぜんぜんはずかしくなんかないんだからねっっっ!///

などとツンデレ風に始めてはみましたがほんとーに恥ずかしくないのが大丈夫なのか我ながらそっちが心配になるネコタですこんばんはー! (こんばんはー! )
いやほんと感動しましたよ。星新一には。まさかね、漫画英才教育にばかり耽っておったわが子からですね、星新一が出るとは思いませんでしたからね。お前アレを読みこなしてるたぁ大したもんだって印象ですよ。何しろその前に面白いって言ってたのが怪傑ゾロリですからね。いや別に怪傑ゾロリがどうという話じゃあないんですが。ともかくいつからお前そんな高度になったんだと。まぁジョジョとか読んでますしね。白い服の男の表紙絵とストーンオーションの承太郎そっくりですからね。
何の話だ!
森さんのはあれですよ、古本文庫コーナーで呼ばれましてね。でもあれはむしろ上の子に読ませるべきモンなんだなぁ、と再読して思いました。しかし読むかねアレはって感じです。私が進めたもんなんざ読まないでしょうし、そもそも忙しいですからね。余暇はすべて漫画アニメゲームですからね。現代っ子ですよ'`,、('∀`) '`,、。
しかしお貸しいただかなくてもアレです、何しろいっぺんに五冊買って一日三ページくらいずつ音読なもんで先は長いです。大丈夫だと思います。
それより宜しければ未然の恋の相談にでものっていただけませんかね。
いや恋というにはアレなんですが、次の一手を定めかねている状態でして。

では!
ネコタ斑猫 拝

Dさま、コメントありがとうございました。

いやー、いいですね、ウルフルズ。すげー懐かしいの。
いい声してますよねー。
なんかもう、エールいただいちゃって、すんません。
とりあえず、下のはね、勉強してます。
心配なくらいおりこうさんです。
調子には乗りますけど。
下の子もね、お母さんが殴られたりしてんの見てやっぱ怖かったと思うんですよ。
なんか今思うと、悪い夢みたいでした。上の子のありようは。
自分は優しい人間だったのかな、とか錯覚しそうな状態ですよ。今は。
怒らないんだなぁ、って。
とりあえず今を喜びます。

では、スパム判定乗り越えてのコメント、ほんっとにありがとーございました!
ネコタ斑猫 拝

No title

ガッツだぜ!!http://www.youtube.com/watch?v=FmM_ymD0A6w&feature=channel_video_title


英数字の比率が大きすぎるためスパムと判定されました。だと・・!

No title

はじめまして。ときどき読んでおります。幾度かお会いしたこともあります。その節はお世話になりました。

この日記は、先般の地震の際に、ここを見て生存確認せよとの指示を受けたときにはじめて拝見しました。以降、ときおり楽しませてもらっている次第です。

ええと、他人行儀がすでに面倒くさくなったのでここまでにして、星新一さんに森毅さんたあ、いいセンスじゃないか。森さんの本、貸すぜ。頭も貸すぜ。

え、俺?隣駅へ買い出しに行くときにバッタリ会ったじゃありませんか。
プロフィール

ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
検索フォーム
最近の記事
カテゴリ
リンク
最近のコメント
月別アーカイブ
RSSリンク
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

最近のトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。