えべっさん祝酒@高崎屋本店

鎌倉高崎屋本店で催していただいている
四合瓶一人頒布会第三弾は
三重県伊賀の若戎酒造株式会社の
えべっさん祝酒 育酛 純米吟醸
と相成り申した。

こちら正月あたり限定ということで
勧めていただいた品である。

香りは問えばようやく知れるというもの。
非常に清廉で
甘さと酸味を予感させながら
微塵も押し付けがましいところがない。

「重いお酒です」
そう言われたので先ずは呑んでみたが
取り立てて面白いところがないように思われた。
淡々とした気持ちで数口喉を通したあとに
ふと思いついて口に含んでみたら
なんとも名状しがたい
粘りというか
舌にまとわりつくような感覚に驚愕した。
空気に触れ転がされるごとに味が濃くなるような不可思議な感覚に
飲み下すのを先送りしていると
酒気に舌腹を刺激されておるのに
官能的なまでの粘性が
いつまでも舌を遊ばせて離してくれない。
まるで少しいじわるな美しい女のようである。
味わいとしては甘さと酸味がいやまさるのだが
何しろこんなに絡んでくる酒には会ったことがない。
なんともはや思いがけない味であることよ。

今宵はこの美女に絡まれて一夜を遊ぼうと思ったが
商標にあるは
人にばかり年を取らせるせいでいつまでも若いというふれこみの矢鱈楽しそうなえべっさんなのであった。
ぽこぺん。

えべっさん祝酒 育酛 純米吟醸
1575円

若戎
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
検索フォーム
最近の記事
カテゴリ
リンク
最近のコメント
月別アーカイブ
RSSリンク
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

最近のトラックバック