六號@高崎屋本店

前回勧めていただいた冬の月が非常に旨かったのでまた何か面白いのを勧めていただけませんかとおねだりしたところこちらを紹介された。
秋田県新政酒造による純米酒「六號」。
六號とは酵母の種類である由。
何でもずいぶん古いものらしい。

早速身請けし呑んでみる。

香りはやや甘い。唾液で糖に分解された米の芯を覗き見る如き優しい甘さである。
ここから飲み口も甘かろうと予想していたら、やられた。
こいつは非常に芯の通った「酒」である。
酸味や旨味、それに勿論甘味をも内包しておりながら、甘口、辛口、どちらにも偏らず、ぎりぎり中道に納まりながらその中で酒の旨さをどれだけ体現できるかに挑戦しているような酒である。
凛とした旨口、涼やかな後口。
口福である。

初回の「冬の月」は日本酒の華やかな可能性という点での面白さを知ろしめてくれるような酒であった。
こちらは「日本酒」というものに真っ向から取り組んだ、その正直な成果のような酒であった。

次に何を勧めてくれるか。実に楽しみである。

新政 六號 特別純米酒 720ml

新政 六號 特別純米酒 720ml

価格:1,155円(税込、送料別)



※自分が飲んだのは上とはラベルが異なっているが「新政特別純米酒六號」とあり価格も変わらないため多分同じ商品。

「冬の月」の記事はこちら
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