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世界で最も孤独な写真

フリーマン・ダイソン著「科学の未来」で、「集積回路上で成長する人間の神経細胞」と題された写真を見た。
こういうものを見ると、魂の在不在を論じようとすることがどれだけナンセンスかがよくわかる。
魂とは、絶え間なく流入してくる感覚刺激から必要情報のみを取り出す方向に進化してきた生物が仮想した残像に過ぎない。
だがその残像は遺伝的に定められた神経回路と定まらぬ環境との間で代謝され強化された行動様式の最も素直な表出である。
それゆえに人は魂を仮想する。
自身に御しやすい世界を構築するために。

有史以来の少なくとも一時期において、世界で最も多く培養されていた細胞はHela細胞である。
Hela細胞は、同じ研究室で培養されていた細胞株に取って代わるほどの強かさを持ち合わせており、そのため現在も様々な研究に供されている。

増殖を繰り返すうちに染色体の数さえ多様になった、これは彼女なのか?
そして、先の写真に写っている神経細胞の提供者は?

頬の内側の粘膜の細胞を取り出し見たときに私は孤独を投影したか?

では自分から取り出したひとかけらの脳神経細胞には?


この美しき深淵よ!


科学の未来



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ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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