おかーさんのひとりごと

久しぶりにニュートンを買って帰った日
「面白いから読んでみ」と差し出してみた。
第一子は暫く読みふけり
「これ子供の科学より面白い」とつぶやき
その後も機会ごとに読みふけっている。

お母さんがどれほど嬉しいかわかるまい。
お前が母と同じように科学を面白いと思ってくれる
そのことで私がこんなにも嬉しがっていることを
息子よ、お前はわかるまい。

ジョジョの面白さ
お茶にごすや道士郎の面白さ
そして寄生獣の衝撃
お前は今日小学校の参観で
立派な一分間スピーチをしたが、
なんともひ若い、寄生獣そのままの環境ネタを話したので
「お前寄生獣だろ」と声をかけたら
「うん、ヒストリエもね」とほざいた。
そういう場所から
お前はこの先何を見出してゆくのか
青臭さの先にある混沌に漕ぎ出してゆく手伝いなら
少しは私がしてやろう
お母さんはお前を愛している いくばくかはお母さんと同じ道筋を通りながら
お母さんより遥かに優れた諸々を持ち合わせているお前を愛している
お前は宝だ 大切な宝ものだ
お前は素晴らしいのだ お前が思っているよりもお前はよほど素晴らしいのだ
だからどうか 人間がこの世界のありようの戦犯なぞといわず
それは一部であることを分別し
世界とうまくやっていこうとする健気なる人々、
世界と折りあわぬことを知りながら利のために非合理な行動をとらずにおれぬ人々、
世界折りあわなくなるかも知れぬこと承知で丹念な利潤システムを一心不乱に構築しその維持拡張に夢中の人々
そういう人々の利と理屈を解題し、上手に調整できるようになれればよい。
己が人であることを正確に認識し、己と同じ人に十分に親切にしながら、人でないものにまで手を差し伸べ助け続けるシステムを構築し維持できるならば
それ以上に私がよしとするものはない。
人間は美しい お前が美しいのと同じように
利に走る人々も自分含めた何かを一心不乱に大切にするために
ほかを顧みなくなっているだけだ
他を顧みながら大切にできるとわかれば
やめる道も見つかるやも知れぬ
お母さんは司書だ
お母さんはナビだ
お母さんは飯炊き女だ
お母さんは掃除婦だ
お母さんは洗濯女だ
そうしてお母さんは
未だに世界解題のための鍵を探し続けているレベルの低い賢者だ。
時機をみて私が生涯のうちに手に入れた
世界を解題する鍵
を渡してやろう。
それを早いうちに手に入れたお前は、きっとお母さんより先に進めるだろう。
お前は更に知らない世界に行く。
そして知らないものの見方を手に入れる。
願わくばお前が、そこから手に入れたもろもろを、迷いなく人々に知らしめんことを。
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ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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