アヘ顔の歴史における丸尾末広先生について考察してみました(閲覧注意)

2008年末頃から
アヘ顔
というものが巷間で流行り始めまして。

アヘ顔の歴史 - WebLab.ota
アヘ顔年表 - WebLab.ota
アヘ顔論壇の誕生 - WebLab.ota
などを拝読しましたところ、既にして論壇まで確立されている模様。

さて、これら考察によると
アヘ顔は


目が白目を剥いている
舌がだらしなく出ている
汁気がある(涙でも鼻水でも精液でも唾液でも)


これら三つを兼ね備えた状態として定義されております。
アヘ顔の歴史より)
また、


イキ顔ってのはエロマンガにおいて非常に重要で,さまざまな創意工夫がなされてきた分野である.

女の子たちがいかに気持ちよくなっているかを表現するために,目が閉じていたり,半開きにしたり,口を歪ましたり…そういった努力がなされてきた.

それでも,一般的なイキ顔はこんな感じで,だらしなく口が開いていたとしても舌までは出してない.

また,白目を剥くなんて常軌を逸した顔にはなっていなかった.


(同じくアヘ顔の歴史より)

さらに同考察においては、アヘ顔の初期事例として1999年の白液書房さんを挙げておられるのですが、
少なくとも1981年の時点において、
アヘ顔の三条件全てを同時に満たしているわけではないけれども、
各条件については既に表現として確立しておられたマンガ家さんがおられます。

それが
丸尾末広先生
です。

丸尾末広先生は、1980年に「リボンの騎士」なる短編でデビューなさった1956年生まれのマンガ家さんです。
Wikipediaより)
耽美と猟奇の乱痴気騒ぎとでも評すべきその作風は非常に魅力的ではあるのですが全体結構洒落にならず、真の意味での18禁と呼ぶに値する作品の書き手でもあります。

ではそのアヘ顔表現とはどのようなものか、
丸尾先生の初作品集である「薔薇色ノ怪物」から見てみることにしましょう。

先ずは1981年10月号の「漫画ピラニア」に発表された「下男の習性」より。

maruo3.jpg
良家のご夫人、下男と交わって大興奮! というシーンです。
白眼をむいていないのが残念ではありますが、
舌が出ている
異常に汁気を帯びている
というアヘ顔二条件を十分に満たしております。

次は1981年4月号の同じく「漫画ピラニア」に発表された「童貞厠之介」より。

maruo1.jpg
白眼をむいている
という一条件しか満たしていない割には
精神的なタガがダメな方に外れ切ってしまったということが如実に伝わってくる
というその一点において
見事なアヘ顔
であると思われます。
なおこちらのシチュエーションは
お嬢さんが大便の後紙がなくて困っていたところ便所の中に棲む童貞厠之介に局部をお口で清められながら引きおとされてしまった際の感極まった表情
というものです。
わけがわかりませんか。
書いている私も正直わかっていただける自信がございません。

更に1982年1月号の「漫画悦楽号」に発表された「腐ッた夜/ちんかじょん」より。

maruo2.jpg
御覧の通り
汁気が多い
白眼を剝いている
という二条件を備えた、かなり完成度の高いアヘ顔です。
なおこちらは
男日照り極まった後添いの奥さまが義理の息子の不自由な足を挿れてしまっている
という、あらすじを書いただけで罪悪感に駆られてしまうほどに卓越したシチュエーションからの一コマです。

これらを見ると、アヘ顔に至る
常軌を逸した表情
の表現というのは、
アニメ絵・或いはそれ以降の萌え絵以前の所謂エロマンガ界においては、
1980年代において既に確立していたのではないか
と考えることもできるのですが、
また一方で、
丸尾末広先生の重度に露悪的且つ嘲笑的な作風が早々に完成させた表現であり
他の方は使われていなかったのではないか
という可能性も捨てきれません。

ただ、
掲載誌のタイトルからしても、
かなりエキセントリックでサディスティックな雑誌であっただろうことが推察できるとはいえ
丸尾末広先生の漫画で抜くことが出来たのは一種の豪の者だったのではないか
嗜好を等しくせぬ者にとっては抜きどころに紛れ込んだ禍々しく忌まわしいものに他ならなかったのではないか
などと想像するとなんだかぞくぞくしたりもします。

というわけで、アヘ顔の歴史、その表現の萌芽における丸尾末広先生について考察させていただきました。

なお、この記事の執筆に当たっては
WebLab.otaさまの記事を大いに参考にさせていただきました。
ありがとうございました。






おまけ

丸尾末広先生は、エロスの表現に際して
眼球舐め
を多用されることでも非常に印象深い方です。
追記に代表作「少女椿」からの一コマをご紹介させていただきますが、
上記を遥かに凌ぐトラウマ注意物件
ですので、そのあたりお含みおきくださいませ。


ゴルゴ31さま、記事の紹介ありがとうございました。
ー`)<淡々と更新し続けるぞ雑記。ωもみゅもみゅさま、記事の紹介ありがとうございました。
痕跡症候群さま、記事の紹介ありがとうございました。
どどどの日誌さま、記事の紹介ありがとうございました。
すくぅうみうぎさま、記事の紹介ありがとうございました。



























maruo4.jpg









では、お気をつけてお帰りくださいませ。
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