小学校五年生の子どもに人生をカードゲームに譬えて説教かましてみた

だからな、やり方変えなくてもいいんだよ。
やり方を増やせっつってんだよ。
あれだ、カードでたとえるとな、
生まれた時ってのは初心者用のスターターデッキしか持ってないような状況なんだよ。
カードだったらスターターデッキだけじゃ勝てないから買ったり色んな人と交換したりして手札を増やしてって、その組み合わせてデッキを強くしていくだろ?
人生も同じだよ。
子どもっていうのは、自分の欲求を伝えるにしても、駄々こねるとか、大きな声で叫ぶとか、泣くとか、そういうショボイやり方の手札しかないんだよ。
それをだな、大人に教えてもらったり、友だちの振る舞いを見たり、本を読んだりして、色んなやり方学んで手札を増やしていくわけだ。
そうやって、色んな人に対して有効なデッキを構築するための手札を用意しておくんだよ。

例えば
力で対抗する
大声で怒鳴る
っていうやり方だって、相手によってはそれが一番有効な場合もある。
そういうことを考えると、
そのやり方自体を捨ててしまうことは勿体ないと思う。
でもお母さんに対してそのやり方を使うのはバカだ。
他の手札を用意できないお前はバカだ。
だから他のやり方を手に入れろ。
やり方変えろっていわねぇ。
手札を増やせ。

人間今までのやり方を変えろっていわれてもそんな簡単に変えられねぇだろ?
今までそのやり方使ってたんだったらそれに慣れてるし、それなりにそのやり方が有効だったから使ってたわけだし、だったら間違ってるっつたってそんな簡単に変えられないよな?
そうじゃない。
そのやり方はとっといていいんだ。そのやり方が有効な相手が出てきたときのために。
デッキ構築する時には手札は色々あった方がいいってのは、お前がよく知ってるだろ?
結局大切なのは、色々なやり方を用意しておくってことなんだ。

いいか、もう一度言う。
変わらなくていいんだ。
変われないって悩まなくていいんだ。
ただ、手札を増やせ。
お前が将来社会に出て、色々な人に会った時のために、
色々な選択肢を出せるようにしておけ。
お前は一つの手札しか持てないわけじゃない。
対戦相手ごとにデッキを新しく構築していいんだ。
だが有効なデッキを構築するにはたくさんの手札を用意しておいた方がいい。
それはお前がカードを通じてよく知ってるはずだ。

そうやって、色々な手札から相手に応じたデッキを構築できるようになったら、
お前の勝ちだろ?

人生色んな相手がいるし、色んな場面がある。
それに応じられるように、今からどんどん手札を増やしてけ。

わかったか!


「だって僕変われっていわれたってどうやって変わったらいいのかわかんないんだもん」
と号泣した第一子のためにひねくりだした説教コンテンツ。
デュエマスよありがとう('A`)


駄文にゅうすさま、記事の紹介ありがとうございました。
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非公開コメント

1361さま、コメントありがとうございました。

> “手札を増やせ。”
> コレは歳を経れば自然に身に付く様な代物ではない。
> 寧ろ幼少の砌から意識的・無意識を問わず間口を広く、引き出しを多く取り入れる習性を付けないと
> 次第に経験に凝り固まって一辺倒の対応しか出来なくなる事が往々にして有る訳で。
> いやはや身に詰まされる含蓄に溢れた名説法ですな。
恐縮です。
うちのちびが
「どうやって変わればいいのかわかんないよう」
と号泣したために
「あれ? そういや自分は変われって言われて変われてきたか? そんなことねんじゃね? 仕事の手順とかは意識的に上書き出来ても考え方とかは結構難しかったんじゃね? どっちかっつーと別ルートを開拓してきてね? そうだよ! 脳味噌の別ルートを開拓してそっちを使ってみるのが変わるってことだったよ! あちゃー変わるっていう言葉面に縛られ過ぎてたぜヤッベ」
みたいな感じで思い至ってそこから泥縄的に展開した説教です。従って功績はうちのバカたれに帰すべきかと。
旦那いない、30年前の育児論にどっぷりつかってる母ちゃんには機微を共有してもらえない、ということで書き込みくださった1361様に告白しますと
件の説教してから少しはまともな手ごたえが感じられるようになりました…。
渋い言い回しでおほめ頂いてありがとうございます。
ほんのちょっぴり生きる勇気が湧いてきました。
では
ネコタ斑猫 拝

“手札を増やせ。”
コレは歳を経れば自然に身に付く様な代物ではない。
寧ろ幼少の砌から意識的・無意識を問わず間口を広く、引き出しを多く取り入れる習性を付けないと
次第に経験に凝り固まって一辺倒の対応しか出来なくなる事が往々にして有る訳で。
いやはや身に詰まされる含蓄に溢れた名説法ですな。
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ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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