えー、というわけでですね、クリスマスだというのにトチ狂ったタイトルの記事を上げようとしているわけですけれども、まぁそういう芸風のブログだということでお許しいただきたいわけで。
最近
かんなぎの
ナギ様中古問題(ご指摘を頂き「ナギ様中古疑惑事件から訂正させていただきました)なんてのが勃発しまして。
いや自分はかんなぎ拝読しておらんのでアレなんですけども、
たとえイメージ画像的なポジショニングにしても、
ナギ様臨月姿
なんてのを見たら、ショックなのはわりとわかるなぁ、と。
それが正直な感想なんですけれども。
それよりも気になったのがその論調でありまして。
中古だ! というのはまぁわかります。
でもね、それを拗らせて
非処女は穢れてる!
っちゅーのはどうなのかと思うんですよ。
そういうのが極まったのが
2チャンネルスレまとめサイトである越えられない壁さんで紹介されていた
中古の非処女と結婚する男って頭おかしいんじゃないの?に見られる意見だと思うんですけども。
だってね。
処女が非処女に至る過程には当然
破瓜
というのがあるわけでして
その
破瓜
というのはまぁ一般的には男根によってなされるわけです。
で、コンドームつけてなきゃ精を受けるわけで、
というより
ヒト以外の生き物ってのは基本的にコンドームなぞ使わんわけですから
セックスすりゃあ受精して相性が悪くなきゃ新しい命を授かる
というのが天然のことわりなわけですね。
ところが非処女が穢れている論をお持ちの方はそういうのを全否定してるわけです。
どころか
ご自身お持ちのはずの男根やら精液やらまでを穢れの源だとみなして全否定しているわけです。
これはとても不幸な考え方じゃあありませんかね。
だって
処女
が
清らか
であり
男性の男根を受け入れ精を受けたら
サドンデス状態で穢れるのであれば
女性は本来的に清らかな存在であるけれども
男性に蹂躙されることによって
ものすごく穢れてしまう
畢竟
男根と精液とは
穢れの精髄のようなものである
と告白しちゃってるのと同じですからね。
そんなこたあないわけです。
そもそも自分が調べたところでは
セックス、すなわち予備の遺伝子を別の個体と交換しあうというのは
紫外線による遺伝子の破壊に備えて
はるか太古にまだ単細胞生物だった頃のご先祖様がうみだした
ありがたくも素晴らしすぎるバックアップシステムなわけです。
自分の遺伝子にバグが発生しても
他の個体と遺伝子を交換すれば
生き延びることができるわけですからね。
で、単細胞な頃はくっついて交換すりゃよかったけれども
多細胞生物になると細胞全部の予備遺伝子を全とっかえし合うのは簡単じゃなくなっちゃった。
んじゃしょーがんないから次の世代のために細胞とっといて、その細胞の分だけ他の個体と遺伝子とっかえっこすりゃいいんじゃね?
というのが今の配偶子を使った生殖システムなわけです。
そうやってご先祖様が延々試行錯誤して編み出した大切なバックアップシステムをだなぁ!
貴様らは汚いだのなんだのとなぁ!
というような気持ちになるわけですよ、ええ。
いや、ちょっと話がずれてしもたんですけども。
処女厨、というのは正直よくわからない。
というのは、レベルが色々あるからでして。
自分のパートナーは処女じゃなきゃいやなのか
全ての非処女は穢れているから嫌だし、自分も生殖行為には断じて加担したくないのか
他の男の精液が皮膚に触れていなきゃいいのか
そのあたり融通無碍に一括りにされているようで、非常に語りづらいところがある。
で、二番目の孤高の処女厨については
遺伝子を残せる可能性が皆無と言わざるをえず
次世代の性行動に影響を与える可能性が極めて低いので
ここでは論じる必要性がないと判断します。
で、残り二つを鑑みるに、
オスというのはメスと違って常に
それが自分の子であるか
自分の配偶子がきちんと受け継がれたか
という不安に悩まされざるをえないわけで。
そういう面からするとですね、
僕しか触ってないおにゃのこじゃなきゃいやなんだ!
というのもわかる、よくわかる。
で、そういうのを究極に推し進めた種がね、あるんですよ。
ギフチョウ、ご存じですか。
あれね。
凄いシステム開発したんですよ。
受胎嚢っての。
どういうもんかっていうとですね。
ギフチョウのオスはね、メスとやるとね。
なんか質の悪いもん分泌してですね。
生殖器封印しちゃってですね。
もう二度と交尾できないようにしちゃうんですよ。
言ってみりゃナチュラルボーン貞操帯システムですよ。
もう全てのレベルの処女厨はギフチョウに生まれ変わればいいと思うんだ、っていう。
そのくらいのもう遠慮会釈ないシステムですよね。

(
ギフチョウ参照)
ついでにご紹介したいのがイトトンボ。
奴らもかなりいい線いってる処女厨。他の個体の精子が自分の交尾相手に入ってるなんて許せないぃぃぃ! っていう連中。
何するかっていうとですね。
ぐだぐだ交尾しながらですね。
さきっちょの突起でですね。
自分の前にやった雄の精子を掻きだしちゃうんですよ。
(
つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2006)参照)
まぁ、これは種レベルで見えない敵と戦いすぎちゃった例ではありますけども、雄と言うのはそのくらいの心労を背負ってるんだ、と、そういう話です。
で、そういう危機感と言うのは、
栄養を一手に担う配偶子側がメス
栄養を捨て運動性能をとことん研ぎ澄ませた配偶子側がオス
という役割分担が出来た瞬間から宿命的に課されてしまったものなわけで
覚えるなと言っても無茶だと思うんですけども
それが拗れて
他の男の男根や精を受けた女は穢れてる
とみなすのは
自分がいまそこにある成り立ち
やら
いっそ自分自身の生殖器や配偶子そのもの
を
全否定する結果になってしまうから
やっぱりとても不幸な形に捻れたものの見方だと言わざるを得ない。
同じ理屈で
不幸にして回されてしまった女性や
いろいろお盛んな女性について
肉便器
などという蔑称を与えるのは
ご自分もお持ちのはずの配偶子が糞尿と同一である
という見解を暴露しているに他ならないわけですし
そもそも
精を受けただけで女性が穢れるとして
そんなバイオハザードな物質をいつも股間にぶる下げてる連中を野放しにするなんざ
危なくてしょうがないわけですよ。
先のスレにもあった
残存遺伝ことテレゴニーなんてのも
何か? 精を受けた相手の卵子に恒久的に遺伝子改変を引き起こすなんざ
男の精ってのぁ放射性物質かなんかなのか? それとも配偶子の中に異常に活発なプラスミドでも持ち合わせていらっしゃるのか?
するってぇとやっぱそんなバイオハザードな輩を野放しになんかできねぇから隔離だ隔離!
という次第になっても不思議はない話じゃあござんせんか。
で、結局何が申し上げたいかというとですね。
ギフチョウぐらいでもない限り、生物が相手の処女性を保証されうることはないわけで、
もちろんカカ夫妻のように素晴らしい事例もあるわけですけれども、
それを求めるのは生物界全体を踏まえても困難であると言わざるを得ないわけで。
そうであれば
自分のパートナーに求められるのは
自分と同程度の誠実さが限度であろうし
また
自分の中のオスの本能に無意識下に支配されすぎて
「ぼくだけの君でいて
君の子どもはぼくの子どもだと信じさせて」
を拗らせた結果
「他の男の精を受けた女なんて穢れてる」
とか
「他の男の精はきちゃないけどぼくの精だけは綺麗! だからパートナーは処女しかやだ! 」
とか
「処女以外はみんなきちゃない! ぼくもしない! 処女以外はみんな死ね! 」
なんてことになると
せっかくの自分の遺伝子を残す機会をぶち壊しかねないわけなのでやめたほうがよろしいんじゃないでしょうか、と。
なんとなれば、生物と言うのは元来自分の遺伝子を残すために生まれてきたわけですし、
今これを読んでおられるあなたというのは生命誕生38億年来の個体がひたぶるに遺伝子のバトンを引きついだ素晴らしい成果であるわけですし、
また生命というもののありようを考えると多様性と言うのはかなりの正義であるわけですから、
できれば少しでも多くの個体にその遺伝子を繋ぐ機会を逃さずにいてもらいたい。
そうして、もっと卑近なレベルでは、
せっっっ…精液はそんなにきたなくなんかないもんっっっ!
と宣言したいわけです。
あんなもん性行為感染症患ってなきゃただのタンパク質じゃねぇすか。
なんでそんなに自分の性を卑下するんですか。
いや、わかってるんですよ。
今の女子がやり手に過ぎるように見えてそれが辛い、到底適わない担えないとお思いの男性がおられることぐらい。
そういう方々がそういう見識に拠って自分を守っておられるということぐらい。
でもね。
ゾウアザラシとかハーレム制度張ってる生き物考えてごらんなさい。
あんなん無茶苦茶じゃないですか。
モテオス1頭で40頭のメス妊娠させちゃうんですよ。
それに比べりゃヒトなんてかなり多くのオスに生殖の機会が与えられる方じゃないですか。
さらにオスの「このこ誰の子不安」とメスの「ちゃんと養ってくれるか不安」とをハイブリッド解決する
結婚という素晴らしいシステムまで制定済みです。
大体の生物種はワンシーズンごとに配偶者換えるのが当然ですからね。
ヒトというのは種としてやっぱかなり恵まれてると思うんですよ。
というわけで。
それでも処女厨の人はみんなギフチョウに生まれ変わるといいと思うんだ。
メリークリスマス!
えー。
で、こんなトンチキな記事を上げようと思ったにはですね。
ダイアリエ「いないいないばぁ」のたまきさまがですね。
公開は出来ないんですが、素敵なクリスマスプレゼントをくださいましてですね。
それに対して何かお礼をというか、そのネタが今をときめくナギ様だったもんで
最近の騒動に思うところあったのと合わせ
頂いた御礼がてらせっかくだから書いちゃおう、と。
というわけで、
たまきさま、可愛いナギ様を本当にありがとうございました!
@nikutyせかんどさま、記事の紹介ありがとうございました。
駄文にゅうすさま、記事の紹介ありがとうございました。
あみみさま、記事の紹介ありがとうございました。
一番最初の書き込み拝読したとき
その余りの簡潔さにですね。
碌に読みもせんで携帯から書きこんだちびっこじゃねぇかな
なんて思っておりました。
申し訳ありません。
なんか議論がかみ合ってきて非常に楽しいです。
面白い! 実に面白いッッッ!
「動物行動学的に切るなら、男が非処女だからって繁殖の機会を忌避するわけがない!」
Exactly!!!
「…むしろ仕掛け人は妊娠→出産と繁殖に対するリスクがべらぼうに高い女性である可能性が高い、わざわざ処女膜なんか生成して男性が処女厨になるよう仕向けているわけです」
素晴らしい!
ヒトという種が他の種と違う点の一として、
発情期・排卵日が極めて不明瞭
というのがあります。
多くの生物においては発情期はわりとみんな揃ってやってきますし、
「今発情してるよー」
「今がチャンス!」
みたいなのは、明瞭に雄に向かって提示されるわけです。
んが、ヒトの雌というのは何しろのべつまくなしに交尾ウェルカムですし、そのくせ排卵日ははっきりしない。
で、その理由は鍵雄様のご指摘した
「むしろ仕掛け人は妊娠→出産と繁殖に対するリスクがべらぼうに高い女性である可能性が高い」
にある、というのが通説になっているのです。
ただ、処女膜が
「発見」
されたのがいつなのか、文化以前からヒトという種の性行動に影響していたのかは資料がなさ過ぎてここで考察できないというのが正直なところです。
処女と言うのはあくまで通過点に過ぎないわけですし
変な話をすれば今まで使っていなかった穴に棒的な何かをを出し入れしたら出血するというのは
ケツの穴だってかわんないわけですし
破瓜の際に出血があるとも限らないわけですから
処女に重きを置く風習と言うのは
やはり農業が発達し富を蓄えることが可能になり
結果支配層というものが成立した後ではないかと思うのです。
とはいえ、欧州では
魚の浮き袋に血を入れたものを仕込んで破瓜を演出
したという話を聞いたことがありますし
処女膜が発見されたのがいつであるかはともかくとして
鍵雄様のおっしゃるように
男性を翻弄する目的で
女性が処女性そのものを利用してきたと
そのようなことは言えるのではないかと激しく同意するものであります。
「膜なんてなければ男性はこんな苦悩をする必要なんか無かったのに…酷い!」
ええやないですか、処女だと色々難しいですからねぇ。痛くてかわいそうだし。
破瓜は一生に一度しかないんですから、処女性に拘るよか
お互い同程度の誠実さを求めながら繁殖活動にいそしんだほうが
効率的だし気が楽なんじゃないかと思います。
「簡単に思いつく要因としては、自分の価値を高めることによって争奪戦をさせ、よりよいDNAを獲得するため、あるいは処女を奪わせることによって心理的責任感を負わせ、よい男性個体を囲い込むため、といったとこでしょうか?」
DNAもそうだけども、やっぱり先に述べた理由で養ってくれるかどうかというのが女性側のシビアな基準のようです。
でね、あれはなんの生き物だったかなー、巣づくりしてですね、オスがいっしょけんめメスのために餌運んでやるんですけどね、
メスは年若い別のオスと浮気してるっていうwww
ひでぇ、オス浮かばれねぇwww
というわけでそういうのはヒトでも全然ありうるわけですよねwww
マジメな男と結婚しといてですね、養わせておいてですね、
子どもは浮気相手のだとかwww
カッコイイ遺伝子も安楽な暮らしもみんな私のものwww
スイーツ(笑)
みたいな。
いやほんと、そんなの自分男だったら気が狂いますよ。
ふざけんなてめぇってねwww
まぁそういうこと考えだすと
男の敵は実は男なんじゃねぇのか
そんなことも思うんですけどもねwww
とにかく、男も女も騙しあいなわけですけれども
少なくとも男性は女性と違って
自分の遺伝子を残すために命かけなくてもいいですから
全般楽だと思うんですよ。
女性は自分の子どもだということに常に絶対的な確信を持てる立場にあるわけですけれども
一方で
お産で死ぬ可能性が常にありますからね。
自分も一人目のときは
首にへその緒巻いてて
陣痛から11時間かかるわ
出血は牛乳瓶三本弱いくわ
時代が時代だったら死んでた自信ありますからね。
一方の男性は
射精で死ぬなんてのは
極めてレアケースですし
(ヒトがそんな鮭みたいに儚かったらいやですよね)
それはそれで幸せな死に方なような気もするくらいですからね。
まぁそんなわけで
遺伝子を残すための労苦ってのは
結局男女痛み分けなわけですけども
私としては少なくとも鍵雄様が
さきほど例にあげたような
貧乏くじチームにならなければよいと
そればかりを切にお祈りする次第でございます。
それでは、よいお年を!
ネコタ斑猫 拝