マルチ≠MLMというのが業界の認識のようです

2008年11月6日付の週刊訪販ニュースより引用。



 「…マルチ商法という用語はマルチ・レベル・マーケティング(多段階の販売方式あるいは販売員の報酬配分が多段階になっている販売形態、MLMと略記)の略称とされるが、用語としてはMLMと同じ販売形態をとりながら流通としての実態を伴わない「ピラミッド・スキーム(ピラミッド商法)」と同義ないしはMLMと混同して使用されてきた。特に特商法の前身である訪販法制定当時は、消費者被害の多発で社会問題化してホリディ・マジック社やAPOジャパン社(いずれも公取委が韓国や立ち入り検査を実施)などの問題商法がイメージされ、実質的にはピラミッド・スキームを意味する言葉として使われた。
 ピラミッド・スキームは米国の連邦取引委員会(FTC)で「不公正な行為・慣行」として禁止されているほか、多くの州で禁止されている悪質・詐欺商法の一つだ。
 しかし、MLMは日本では連鎖販売取引としてカテゴライズされ、特商法の規制の下に置かれるが禁止されている訳ではなく、同法では取引を健全にすることで「国民経済の発展に寄与する」ことを求めている。
(中略)
 前田議員への献金を問題するに当たって、一部の媒体は行政処分を受けた企業が含まれていたことを指摘するが、全体的には連鎖販売取引をマルチ商法として位置づけ、悪質業界との癒着を印象付けようとするものであった。この過程で連鎖販売取引はピラミッド商法と同列に置かれ、悪質性だけが印象付けられた。」


つまり一般消費者は
連鎖販売=マルチ商法=マルチ・レベル・マーケティング=ピラミッド・スキーム
とみなしているが、業界は
連鎖販売とは
マルチ・レベル・マーケティング

ピラミッド・スキーム
の二つに分けられ
悪質なのはピラミッド・スキーム(いわゆるネズミ講と考えてよいのだろうか)
であると認識しているようである。
私はここで是非を問いたいわけではない。ただ、マルチ・レベル・マーケティングに携わっている方々と「マルチ商法」について論じようとする場合、このあたりの誤認が徹底的且つ致命的な議論の齟齬を生むであろうと予測されたため、ここに記録し周知を図らんとしたものである。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
検索フォーム
最近の記事
カテゴリ
リンク
最近のコメント
月別アーカイブ
RSSリンク
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

最近のトラックバック