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「気道異物に対する救急隊員並びに市民による異物除去の検討」報告書のご紹介

こんにゃくゼリー問題について検索していて
気道異物に対する救急隊員並びに市民による異物除去の検討
という1999年度自治省消防庁委託研究による報告書を見つけた。

こちらは


 1998年1年間に多数の消防機関で経験した気道内異物症例に対する、市民および救急隊員による気道内異物除去法の有効性と併発症などを、レトロスペクティブに分析した。調査内容は救急要請があった気道異物事故とし、嘔吐物による気道異物事故は他の疾患と判別が出来ないため除外した。
(中略)
 全国の消防本部から抽出した消防本部に対してアンケート調査を行い、救急要請入電時の市民に対する口頭指導の方針、その内容を調査分析した。調査内容は、電話指導プロトコールの有無、気道異物に関する電話指導の方針、消防本部における市民に対する各処置の指導方針について調査した。


というもの。

散発的にしか報道されない気道内異物症例についての全体像が把握できる大変興味深い資料である。
分析結果もわかりやすい。
こんにゃくゼリー問題を考える資料として、御一読の程。

なお、こんにゃくゼリーによる死亡事例は1996年から報告されているため、この報告書の分析対象となっていると考えられる。

ただ、この資料からは、個人的な懸案である
異物の柔らかさと除去の難しさは相関するか
について読み取ることはできなかった。

ぶっちゃけ
「こんにゃくゼリーや餅など柔らかい食品の場合、背中を叩くという手法では取り出せないのではないか」
「そのために吸引という手法が選ばれてしまったのではないか」
という疑問が消えないのである。


実はうちの子どもたちも喉にものを詰まらせたことが三回ある。

ケース1
スーパーのプレイランドで飴玉を舐めながら遊んでいて喉に詰まらせた。同行していた実母が様子のおかしいことに気づきひっくり返して背中を叩いて事なきを得た。

ケース2
自宅で座ってピーピーラムネを食べていて喉に詰まらせた。上体をさかさまにして背中を叩いたがとれず同居の元義母に救急車を呼んでもらった。救急車が来るまでの間に子どもが自力で咳き込み吐き出した結果
救急車到着時には子どもはケロリンパとしておりお母さん平謝り
という個人的には羞恥プレイな展開になったのだが、今となればあの判断対処は極めて正しかったのだと知った。

ケース3
子どもたちだけで氷を食べているときに氷をのどに詰まらせた。「おえってしたらとれた」という報告を帰宅後に受けた。

未就学から小学校低学年の際に起こった事故である。

で、こんにゃくゼリー問題と考えあわせたとき
「硬かったから比較的難なくとれたのではなかろうか」
と思ったのだが、そのような観点からの分析はなかったため未詳。

いずれにせよ、取れないようだったら至急救急車を呼ぶべく念を押しておきたい。

関連
では喉にものが詰まったらどうしたらよいのですか?
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    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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