「人生がない」と同級生に評されてしまった小学三年生の話とか。

子どもたちに
「お前たちのクラスでいじめられてるやつはいるか? 」
と尋ねてみた。

小学三年生と五年生の男子二人、
「いじめ」
はないが
「いじめみたいなの」
はある、と口をそろえていう。

それはどんな感じだ? と尋ねると
「勉強に積極的でない子どもは、他の子どもから責められる」
という情況だそうだ。

先生に何度言われても宿題や課題に取り組まない子どもを見かねて、周りの子どもたちが
「お前ちゃんと勉強やれよ」
とやるらしい。

場合によっては数人で囲んでやらかすとか。

絵的にはあれだが、想定以上にまともな展開に拍子ぬけした。
が、たとえば第一子が今朝方30分ほど早く家を出た理由が
「今日テストがあるからみんなと勉強する約束したんだ」
だったことなどを考え合わせると、わからなくもない。

こういう話を聞くと、
世間で言われてるほど公立ってひどくないよなぁ
とつくづく思う。

学級崩壊とか
絶対に公立には入れたくないとか
そういう風にいう保護者の方はおられるが
子どもたちには存外自浄作用があるものなのだ。

どの学校、どの集団にも
クラスターは生成するし
どのクラスターに所属するかを選択するのは
結局子ども自身だ。

どの学校にも
モンスターペアレントはいるだろう。
公立なら
「税金ベースなのだから無料でこれだけのサービスを受けられて当然」
と架空請求する保護者がいるし
私立なら
「授業料をこれだけ払っているのだからこれだけのサービスを受けられて当然」
と架空請求する保護者がいる。

それと同じように、
どの学校にもアンタッチャブルなクラスターは生成する。
そのクラスターに触れてしまうか
それとも触れず・触れられずに済ませられるかは
結局のところ子ども自身の選択と資質に大いに依拠している。

そうであるならば、
子どもの能力、自身の経済的な要件を考慮せずに
悪戯に私立を指向するのは
己の子どもが
アンタッチャブルなクラスターに触れず・触れられずにおれない資質の持ち主であるということを
暴露しているに他ならないのではないか。

それは
平たく言うと
自分の子どもが自分の望まない方向に染まりやすい資質であると見込まれ
またそれを自分が止められないだろうことを
世間に喧伝しているに他ならない

ということだ。

というわけで
うちんちは当然のごとく経済的に豊かではないし
また、私が聞いてちょっと感動した、上記のような
「子どもたちの自浄能力いい話」
について、我が子をできうれば一助としたいという野心も持ち合わせているので
今後も公立第一でゆきたいと存じます。ハイ。

で、小学校三年生の第二子のクラスには
「人生がない子」
がいるらしい。

8歳連にしちゃあ穏やかでないものいいなので
「それはどういうことだ? 」
と尋ねてみたところ
「いつもぼーっとしてて話しない」
「勉強も宿題もほとんどやらない」
「友達もいない」
らしい。

それで、先生がいくら言ってもあんまり勉強しようとしないから、先日四人ぐらいで囲んでやっぱり
「ちゃんと勉強しろよ」
とやらかしたんだそうだ。

うちのちびは参加しなかったそうだが。

そんな風に言われる子どもの心情を思うと、いたたまれない。

家庭環境も心配だ。

というわけで、まずは連絡帳を通じて、ちょっと先生に相談してみます。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
検索フォーム
最近の記事
カテゴリ
リンク
最近のコメント
月別アーカイブ
RSSリンク
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

最近のトラックバック