スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

病院は診療の場ではなく健康という一律の商品サービスを提供する場になったようです

医師も患者も、病院を店と勘違いしてないか。医師を店長と勘違いしてないか。患者を客と勘違いしてないか。診療を商品サービスと勘違いしていないか。
店であれば一定の商品サービスを対価に応じ提供するのが当たり前で、客にはそれを求める権利がある。
だが病院はそういう場所ではない。
病院とは個々の患者の個々の症状に対し診療を施す場だ。そこで施される診療が一律であっては逆に患者に不都合だ。実際の診療において用いられるのが検査であったり薬剤であったり機器であったり施術であったりするからあたかも一定の商品サービスの組み合わせであるかのように錯覚され、結果診療そのものも一律に提供されうるもののように誤認されているが、実際には極めて精妙な個々の患者個々の症例に対する判断とそれに基づく診療とが必要だ。
にも関わらず患者は診療を商品サービスと同一視し、健康と言う一律の診療結果を要求して迷わない。
個々の体質、体調、状態、症例が千差万別であることは、顔立ちの違いを見てさえ自明であるというのに。

病院によりよい経営を、患者によりよいサービスを、とばかり言い立てているうちに、患者も当の医師までも、病院が診療の場ではなく健康と言う一律の商品サービスを提供する場のように誤認し始めたのではないか。
だが、それは間違いだ。大いなる間違いだ。

病院は店ではない。
医師は店長ではない。
患者は客ではない。
診療は商品サービスではない。

診療は過程だ。
医師はただの触媒だ。
医師はあなたを快癒しない。
知恵と術とを尽くし、あなたの体が自ら治ろうとするのを可能な限り効率化するだけだ。
それが診療というものだ。

それを弁えず、対価を払ったのに快癒しなかった、などと医師を謗る患者は、まず己の体を健康な状態に保てなかった自分を恥じるがいい。
その上で厚顔にも自分の体の不具合の始末を他人に見てもらおうとしている自分を恥じるがいい。
あなたが一律の診療結果を医師に求めるのであれば、そも何故あなた自身が一律の健康状態を過たず維持しなかったか。
それもできずに、己の責任下において生じた己の身体の不具合を他者に始末してもらわねばならないそんなあまりにも無知で未熟な個体であるくせに、知恵と術とを尽くして始末してくれる他者を悪し様になどいうな。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
検索フォーム
最近の記事
カテゴリ
リンク
最近のコメント
月別アーカイブ
RSSリンク
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

最近のトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。