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第一子の余りの罵詈雑言に思いつめた私はICレコーダーに録音して聞かせてやったのであった。

かんしゃくを起こして理が通じなくなった状態の子どもというのは、ほんとうに敵わないものだ。
とにかく歩み寄らない。言葉尻を捕まえる、揚げ足取りをする、過去を蒸し返す、開き直る。
敵ながら天晴れ、という他ないほどのスピーディな且つ的確な攻撃と防御。
が、こちらに理があれば引くわけにはいかんわけで。
さらにガッコでもけっこうこういう状態であることは去る筋から聞き及んでいる。
もう小学校四年生だ。嫌なことでもとりあえずやっとくという子が多数になっている。
そろそろ「自分の意に沿わぬ事態を我慢して受け入れることが出来ない」という子どもじみた行動様式を打ち砕き次に進んでもらわねば私も周りの子どもらも精神が摩滅しかねない。

というわけで説教と口答えとの最中、私は携帯を手に取った。
子どもの罵詈雑言はやまない。
これ幸いと、ICレコーダーで録音する。
そうして五分ほどいい罵詈雑言が録れたところで再生した。

もっと切れた。

想定の範囲内である。

罵詈雑言のレベルも音量ももう大変なことになっている。折角なので改めて録らせていただく。
そうしてさすがに人としてまずいだろうということを口にしたところで、こちらがこれだけ理を説いているのになんだ、といって出て行くことを表明する。
んで実際に着替えて出て行き自転車乗って一回りしてこようとこぎ出したところでふと見上げたら第二子が泣きながらこちら見下ろしてたんで帰った。

第一子それでも反省せず第二子について何やかや言い立ててくるので無視した。

で、色々納まって第一子も反省した様子で布団に入ったところで、録音を再生。
もうものすごいハイエンドな罵詈雑言が聞こえてくるわけで。
案の定第一子は気になって眠れない様子。
悪いがそのまま何度かリピート。
こちらの言葉は冷静なままで、少し安堵した。

今回私が一番問題にし、第一子にわかって欲しかったのは
時間を自分の思ったとおりに使えなくなる事はこれからいくらでもあるので一々怒らず適当にやりすごせるよう心を慣らしてほしい
という一点なのである。加えて
我を通そうとしている自分の口の悪さ醜さ
を知ることで
思い通りにならないかも知れないという思い込みから周囲を過度に傷つけている自分
というものに心を留めてほしいと思ったんである。

その場は頭に血が上っているせいで、多分、そのときの自分がどういうことをどんな口調で言っているのか、感知することはできないと思われる。
そして通常はそれを顧みる機会もない。君はこんな酷いことをこんな酷い状態で言っていたといわれても、人のフィルタを越した物語はあまり身に迫らない。

録音と言うのは単純な事実だ。
過去の再生だ。
そこから人が逃れることは出来ない。
物証からではない。
実際に自分がそれをなした、という事実からだ。

録音を聞いて、そのことを第一子は再確認したのだろう。

第一子は反省した様子である。
ホンキで怒ってると見せるために目すら合わせない母に対し、謝罪し、許してくれることをいつまでも待っている、と日記に書いた。
殊勝ではあるが、自分の行動様式に問題があり、修正をかけねばならぬということを、どれだけわかってくれたのか。

わかりませんが、とりあえずICレコーダー、悪徳商法だけでなくわが子との闘いにも仕えるようである。
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ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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