子どもと一緒に勉強するのがやみつきになるわけ

自分は小さいころあんまおべんきょができなかったっつーか授業サボってばっかりのアホンダラだったのでなんかいまひとつ小学校の授業の内容が頭に入っておらん。
で、第一子のために理科と算数の詳しい問題集っつーか薄い参考書で問題が少々掲載されているのというかそういうのを買ってきて一緒に勉強してるんだが、それは子どものためでもありお母さんの復習のためでもある。
そう、実のところお母さんには
子どものころさっぱりやってなかったあたりを子どもに教えるふりしてちゃっかり補完しちまおうぜベイベー
という腹があるんである。ああなんてちゃっかり小僧。
もちろん要綱は異なっておろう。が、おそらく来年あたりから来る歴史とか地理とか現代社会(でいいのかな? )が個人的にはキモだ。ナントカ工業地帯とかあったよな。三権分立とかあったよな。でもよくわかんねェェェ! 
そういうのをこっそり補完したいんである。
で、これを中学高校と続けて御覧なさい。あなた大学受験の準備が自動的にできますよ!
もし自分がきちんとついていけたら(多分理数系の壁はつきまといつづけるだろうけれども)もっかい生物学の方やりなおしたいな、とか思ってるんである(←持ち上がりで大学いって大学に生物学なかったもんでわざわざ外に出るのめんどくさくなってあと頭も足りなくて文系にしちゃったひと)。
いやもうそれはね、もちろん学費の壁がありますよ。無理。子どもの分だけで手一杯でお母さんが入りなおす余地なんてないと思う。でもそれはそれとして、がんばってきちんと勉強しなおしたら、専門的な本を読む力がもう少し身につくんじゃないか。知りたいことが山ほどあって読みたい本は山ほどあるけどいかんせん理数系が弱くていまひとつ理解しきれない。中に出てくるグラフがいまいち頭に入らない。そのあたりを子どもに付き合って補完してもっと理解できるようになるというのが
「仕事から帰ってきて疲れてるのに勉強見てえらいお母さん」(と世間では言われている)
の壮大な計画なんである。
最終的には横書きの(つまり数式がたくさん出てくる)専門書をなんとか読めるようになるのが夢。今は縦書きの一般向けの科学の本しか読めません。切ないね文系。

で。
今日子どもと一緒に理科の勉強してたわけだ。秋の生物についての章で、藤の花は秋に咲くか、クスノキは秋になると紅葉するか、なんて設問がある。で、第一子は動く生き物については詳しいが植物方面は弱い。「藤ってどんなだっけー」「おまえ見たことあるだろ紫色でふさふさしてるぶどうみたいな花」言いながらググって藤の花の写真を見せる。「あー見たことある春だったかなー」おお、正解だ息子よ。
で、クスノキについてはお母さんもさっぱり記憶にないのでwikipediaを尋ねてみる。ほうほう、樟脳の原料とな、おお、青い実がなるとな、などと話していて
「この木学校にあって青い実友達が食べてたよ」
というので序に毒があるのかも調べてみる。鳥は食べるが食用には適さないらしい。
「つまりまずいってことだな」
「うん、友達吐き出してた」
ヲイ。
序に藤の実に毒があるかも調べてみる。どうも毒があるらしい。で、ほかに日日草や石楠花にも毒があるらしいので
「友達には食べるなっていっとけ」
と教える。
で、クスノキのページに戻って最後までスクロールしてるうちに
「クスノキの葉っぱにはダニ室というのがあってそこにクスノキには無害なフシダニAがすんでいる、フシダニAはダニ室がいっぱいになると外に出て葉っぱにすんでるフシダニBの餌となる、ダニ室をふさぐとフシダニBは飢えていなくなるがそうするとクスノキの葉っぱに虫こぶを作るフシダニCがやってくる。」(要約)
という記述を発見した。
つまりクスノキの葉っぱにあるダニ室は緻密な共生関係の核なのである。
すごい感動した。そういう風に他種の動物に住まいを提供してやっているのはアリ植物とか非常にレアなものだけだと思っていたのだが、こんな身近にそんなにも緻密な(ガーディアンの餌となる生物に住まいを提供してやっているということでアリ植物よりさらに上のような気もする)共生関係を構築していた植物があったとは!
というわけで今度学校に行った時に一緒にクスノキのダニ室を観察してみよう、と約束して今日の理科の勉強はしまいにした。

学校の勉強ってすげぇ、超すげぇ、と思った。
一人の人間が世界に対峙するにあたってそう困らないよう広範な領域から要綱を取り出して教えてくれる。
どのあたりまでカバーしたら大丈夫か、そのあたりの加減が結構絶妙。
深い勉強の入り口にもなる。ってか子どもの勉強見てなかったら一生クスノキのダニ室の話なんざ知らなんだ。
大人になっちゃったら大体興味の対象は決まっちゃって、できるだけ広範にと思ってもどうしてもフィルタはかかってしまう。
そのフィルタなしにもう一度いろんなことを知る機会、それが学校の勉強だ。
やみつきにもなるさ。
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ネコタ斑猫

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  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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