はなび

逗子海岸の花火大会を見てまいりました。
こんなの。

fireworks.gif


花火の写真は難しいですな。
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めいどきっさのえらいひと

えー。
今度の土日にですね、子どもがキャンプに参ります。元旦那とね。
んで、暇なんで、メイド喫茶にゆきます。
奇特な友達が付き合ってくれます。お前いいやつだなー伴田。
まぁメインはその後、高校時分の友達と沖縄料理で呑むというほうなんですが。伊勢丹の屋上とか伊勢丹会館とか。

しかし先日萌えるるぶを買い損ねた私には一体全体どのメイド喫茶にゆけばよいのかさっぱりわからないわけです。
そこでメイド喫茶の偉い人に聞いてみることにしました。
RinRin王国の輪王ひろみさんです。わー。
輪王さんはためになるニュースとメイド喫茶のサイトをなさっている柔剛兼ね備えた方です(ちょっと言葉の使い方がちごてるかも知れません)。
私にとっては巡回サイトなんですが、もちろんあちらさまはこちらのことなど知らないわけで。
もぉすっごいハラハラしながらメールを送らせていただきました。
物見遊山や好奇心でメイド喫茶にゆくなど動機が不純だ! などと叱られたらどうしようかと。

思いつつ。
いい年のお母さんが行っても不自然でなくご飯が美味しく女の子がかわいくかつ当日イベントなどやっていない(カタギのお客さんにご迷惑おかけすると申し訳ないので)メイド喫茶をご指南いただけませんか?
などとゆー贅沢極まりないメールを差し上げました(ヲイ)。

したら。
とても親身なお返事をいただきまして。
こちらは想像もしていなかった込み具合についてまでご指南いただきまして。

めでたく行くお店も決まりました。
ミアカフェです。
こちら土日はかなり込むらしいんですが店頭で予約すれば電話で連絡を下さるそうで。
そこでお茶をしてからオキナワンに繰り出そうかと。

というわけで、RinRin王国の輪王さん、ほんとうにありがとうございました。
またレポ書いたらお知らせいたします。

子どもに読ませたくないPTA推薦図書

「家庭用殺虫剤のひみつ」
学研から出ている「まんがでよくわかるシリーズ 18」である。
子供の頃学研のひみつシリーズで知識に対する偏愛を培っていただいた思い出のある私は、これもその類書であろうとわくわくして手にとってみた。
良書であれば子どもに読ませよう、と思ったのである。

吃驚した。

金鳥の提灯本である。

家庭用殺虫剤をテーマに掲げるのなら、様々な切り口でのトピック紹介が可能であろうと考えていた。子どもの頃に読んだような、単純な知識を親しみやすい漫画に書き起こした、そういう類を期待していた。
が、この本の切り口はおそろしいほどに一面的である。
蚊や蝿そのほかの害虫は単純なる悪であり、その生物が生態系で占める位置や役割についてはほとんどふれられていない。
また、この本のベースになっている会社は金鳥(正確には大日本除虫菊株式会社)ただ一社である。金鳥は業界第一位だ。頼りになるし話も早かろう。が、客観性、公平性、視点の多様性などの観点からすると、素人目にも非常にまずい。何しろ取材元を一社に拠っているのなら、その会社を批判することなど書けるわけがないからだ。
どころか客観的なまめ知識だけを掲載するものと思っていた柱部分には
「ゴキブリ用エアゾールの「水性コックローチJ」は、ピレスロイドの即効性と残効性が効果的に働いている」
「衣類の防虫剤ゴンは、熱を加えないでも効き目を発揮するピレスロイドを使用」
「玄関先におくだけで、虫をよせつけず、さわやかな香りがする「虫よけグリーン」という虫除け剤がある」
などなど。

商品名むき出しですが。

簡単にあらすじを紹介すると、
主人公は光男君という小学生。キャンプに来て富士の風穴に落っこちた彼は、あやしい蚊柱におそわれかけたところで未来少年に助けられる。その未来少年こそ何を書くそう光男君の孫にして未来世界を脅かす蚊を退治しようと奮闘するKazuだったのである。未来世界においては突然変異で異常進化を遂げた蚊が悪質な感染症を媒介し人類の生存も危うくなっている。そして異常進化の分岐点が啓介のいる時代であることを突き止めたKazuは、啓介の友人の光男の父の勤める金鳥で除虫菊を貰ったり、また殺虫成分ピレスロイドの構造を教えてもらったりして未来の蚊の根絶に努める。が、最終的には啓介が最初に落ちた風穴の中に潜んでいた人間をとても憎んでいるのになぜか人間型の蚊の雄怪人がひそかに開発していた蚊の雌怪人マザーメリスを体当たりで退治して未来世界は救われたのであった。なお啓介君が将来蚊の研究をして蚊の退治方法や異常進化の分岐点についての著書「モスキート伝説」を残し、それが未来の蚊についての対策のもとになったらしい。
マザーメリスがいなくなったんならそもそもKazuと啓介のこの物語はなりたたないじゃん、という時間旅行上の矛盾は置いておいて。

このストーリーの過程でトピックとして取り上げられるのは、害虫の媒介する感染症他の恐ろしさ、個々の害虫の生態、衛生上の問題、金鳥の社史、金鳥の殺虫剤研究内容である。
金鳥の社史。

もしこの本が最初から「金鳥と家庭用殺虫剤の歴史」というタイトルならいい。或いは金鳥工場の見学記念のおみやげならいい。どんどん自社をアピールしていただきたい。
だが、こういう一社礼賛の本が、あたかも客観且つ公平な本のような顔で、図書館に並んでいるのはどうなのか。
殺虫剤を語るなら、たとえば戦後のDDTの問題についても語るべきではないのか。殺虫剤とそれに対する耐性による終わりのないマラソン、環境に対する深く消しがたい影響、内分泌かく乱物質としての問題、化学物質過敏症、皮膚に対する影響、ハーブなどを用いた環境と体に優しい虫除け、天敵の活用性、そして、最初にも述べたが人間にとっての害虫が生態系においてどのような役割を果たしているのか、進化史上どのような位置を占めているのか、それらについても客観的に語るべきではないのか。
更には、現在問題になっている遺伝子組み換えが殺虫剤の会社(モンサント)によって開発されていること、殺虫剤耐性を持つ作物が環境に対して持っている問題、遺伝子組み換え作物の普及が世界の農民に対しどんな影響を及ぼしうるか(種子の独占の危険があるといわれている)、モンサントがベトナム戦争の枯葉剤を作った会社であること、など、殺虫剤のいわば「黒歴史」は、モノがモノだけにいくらでもある。
その全てを子供向けの本に書けなどとはいわないが。

自分が読んだひみつシリーズはこんなんじゃなかった。一社の提灯本を平気で出したりはしていなかった。たとえあとがき部分で「トップ企業や子どもが感心を持っている現代社会のテーマ」を扱っていると書いていたとしても、また冒頭で「この本は、取材、写真、資料提供など、大日本除虫菊株式会社の協力で作られました」と書いてあったとしても、そして表紙に金鳥のキンチョールの写真が載せてあったとしても、子どもにはそんな大人の事情はわからない。そこに書いてあるのは客観的な知識であると信じるであろう。
そこが困る。そこがイヤだ。

まあ、そんなわけで、とても子どもには読ませられないと判断した次第である。考えが偏るわ。

あとがきによれば。
このシリーズ、小学校と公立図書館には無料配布されているようである。
…読むなというぞ、私は。
著者の人は一生懸命書いたのだろう。こんなに批判してしまってほんとうに申し訳ない。それでも企画がダメだといわざるをえない。金鳥だけが悪いわけでもない。世界で未だに昆虫に媒介される感染症が蔓延していることは知っている。それに対する金鳥の功績もある程度理解しているつもりだ。
だがこういう、子どもに読ませようという本で、一社のみに拠るのは余りにもおかしい。
何故こんな企画を通したのか。

これが学研か。

メヌー

明日明後日のお惣菜。

じゃがいもとなすとアスパラのとエリンギガーリック炒め

鶏腿肉とさやいんげん、いとこんにゃく、人参、本シメジの煮物

きんかんと鶏腿肉、大根の甘辛煮

今日のお昼

にらとまいたけのオイスター風味玉子とじ

アジの刺身、切干大根のサラド、いわしのつみれ汁

先日のアレの煽りで胃が不調でロクなものを食ってなかったこの一週間。
ようやく胃が回復してきたのでまっとうなご飯を食べたくなった。
てか、今日明日はやっちゃんままりんぱぱあたりと組んで子供会の夏祭りで2時9時まで売り子さんである。
夜まともなメシが食えないならお昼に夕食をシフトしよう。
というわけで

魚さじで買ってきたアジ刺身(10枚くらいで400円というお財布に優しいお値段) お母さんだけ紫蘇と青葱のせ
切干大根のサラド
つみれ汁

という昼食にあいなった。

切干大根のサラド。
最近のコンビニの和テイストなサラドには切干大根が入っておることを先日の市場調査で発見。
なるほど、しゃきしゃき感が残るほどに戻してマヨネーズで合えれば、甘みもあり味も馴染みやすいなかなかよいサラドの素材となりうるではないか。
かつなんか乾物というのはヘルシー気分。
というわけで

切干大根 15分ほど戻す
ひじき 20分ほど戻す
人参 細い繊切り
きうり 太目の繊切り
刺身こんにゃく なんか努力して細かく切る

これらを先ず軽く塩で合え、それからマヨネーズ、ゴマドレッシングを混ぜて供する。

むやみにヘルシー感の強い和なサラダが仕上がった。しかしマヨネーズを大量投入したので油脂はすごいであろう。見掛け倒しか。

ちびっこに好評。

つみれ汁
紀文のいわしのつみれが安くなってたのでそれとわかめとねぎの繊切りをあわせて本だしと塩と薄口醤油で味を調える。子どもはこれが好きだ。

アジの刺身はちょっと骨があるようで子どもがむーむー言っておった。ので今度はリベンジでアジのたたきにすることにした。あんまかわんないと思うがな。
先日のなめろうは下のに不評だったし。ドーモムツカシイネ。

2005年4月25日 福知山線4518M 一両目の「真実」@The Ruins Of Rail 廃線跡を旅する from朝目新聞様

一両目に乗っていた方の手記。
http://www.kysd.net/fuku42501.html

The Ruins of Rails 廃線跡を旅する

朝目新聞様より。

もう有名だとは思いますが、備忘のため、そして、まだこの手記を知らない誰かのために。

そして帰ってきたお母さんは

子どもにこんなサイトを見せて受けをねらったはいいが、やっぱり連呼されてしまい、しまったと後悔しているのだった。

http://fdempa.com/kagi/chinko.html

コロコロザイーガより。

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かつをのたたき丼、菊の花ときうりの酢の物、わかめとえのきとねぎと板麩の味噌汁

dancyuを見てかつをのたたき丼がとてつもなく食べたくなったのだが、ニンニクのたれというのが子どもの口に合うかどうかわからなかったので、ポン酢とめんつゆをあわせたたれにつけこむことにした。
かつをは生の背を買ってきて、皮目の方をガスバーナーの直火で炙る。皮はついていればよいのだがないものは仕方がない。油がぽたぽた落ちるのでそれは後で洗う。片面だけを炙ったら1:1くらいのあわせたれに漬け込み、冷凍庫へ。だって切りにくいからー。時々あけて漬け込む面を変えてやる。んで適宜切って白ご飯の上に載せ、スプラウトを散らして供する。
菊の花は湯がいて冷凍にしておいたのを繊切りきうりとあわせ寿司酢と薄口しょうゆで。
味噌汁は具のほかはとりたてて語ることもなし。

たまには手抜きながら仕立てに凝ってみた。

ミュージカルバトン

翔ぶ犬さんからミュージカルバトンが回ってまいりました。

■ Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

494.8MB

■ Song playing right now (今聞いている曲)

U2のThe Unforgetable Fire

■ The last CD I bought (最後に買ったCD)

StingのSacred Love

■ Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
Sting ValparaisoとRussian
聖歌 主よみもとにちかづかん
The Yellow Monkey サイケデリック・ブルー
Beetles Come Together


■ Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

ブログやってる人じゃなくてもいいみたいなので。

ナカマリコさん
雑貨売り。
しゅんさん
C.R.ランさん
杉浦のぼるさん

よろしくお願いいたします。

「世界で最も重要なビジネス書」ダイヤモンド社

国富論からトヨタ生産方式まで、名だたるビジネス書77冊を5ページ以内で紹介するという美味しいとこどりの本。
いかに利益を上げるか、いかに経営するか、いかに人を使うか…これらの問題がこれまでどのように論じられてきたのか、わかったような気になることができるお得な本である。

というわけで気になったトピック

「経験経済」
商品に付けうる最も高い付加価値は経験である。
→小説は情報でもものでもない、なんだろう、と思って居たことがある。それがこのトピックを読んで腑に落ちた。小説は経験なのだ。経験を売ることは可能なのだ。

「自然資本の経済」
「スモール・イズ・ビューティフル」
環境を視野に入れた経済のあり方を問うている

「セムラーイズム」
従業員が上司を雇うという非常に民主的克つ野心的な経営方法を実践、成功を収めた事例。
もっとも国民が議員を雇うという非常に民主的な政治の方法を実践してもどうも成功しているように見えない事例もあるが。

ハーバード流交渉術
インチキハウツー本みたいなタイトルから敬遠していたのだが、
●立場をめぐる交渉はするな
●「人」と「問題」とを区別せよ
●立場ではなく、利害に注目せよ
●双方の利益となる選択肢を発明せよ
●客観的な基準にこだわれ
という極普通の日常生活に応用できそうな交渉の原則について書かれている模様。読むとよさそうだ。

ピーターの法則
副題が創造的無能のすすめ、とある。
「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する」
素晴らしい真理である。
これはたとえば平社員で有能、係長でも有能だった人物が、部長に昇進した途端能力のキャパシティを超えて無能になる。するとそこで昇進が止まる、というようなことをさす。
暗澹とした気持ちになり、また苦笑いを浮かべたくもなり。

人をうごかす
言わずと知れたカーネギーの名著。非常にシンプルな、笹川会長あたりが実践してそうな人心掌握術の紹介。

五輪の書
武士としての心得がビジネスマンに通じるというのはわかるのだが、
「日本のビジネスマンは、これを販売キャンペーンを計画する際のハンドブックとして使っている」
というのはほんとうなんですか聞いたことがありません。これは「日本人は皆フジヤマゲイシャだ(意味がわかりません)」のような欧米人のファンタジックな日本観なのでしょうか。

やはり人によく読まれている、且つ実践的な問題についての書というのはためになるものです。ビジネス書というタイトルで敬遠せず読んでみてようございました。

ジョン・ファーマン著 野村幸弘・熊谷吉治訳「これならわかるアートの歴史」東京書籍

洞窟絵画から現代美術までの西洋絵画の歴史をコンパクトでイラスト豊富な一冊にまとめてみた野心的な本。
英国で広告芸術に携わるイラストレーターの作品なので
ウィットが効き過ぎている
一つの芸術的エポックを5ページくらいにまとめてあって長たらしい絵画論に慣れた読み手であれば多分不安になる
のわりにそのエポックが成立した歴史的背景や技術革新、更には芸術史上における意味論まできちんと抑えてある気がする
という多方面においてはっちゃけた仕上がりである。と思う。

十分面白くまたためになった。ので、もう一度読み返したいとも思うのだが、どうもウィットの効き過ぎた文体が気になって読み返す気にならない。
困ったものだ。

ブラウザ頼みのモバイルサイト

最近モバイルでのアクセスがぽつぽつありまして。
んで職場の最新の携帯で確認してみたら、一応トップ見られるんですねー。
んで小説も全部読めるんですねー。

技術はスゴイ。

そんなわけでモバイルに優しいシンプルなトップと百物語目録だけ作ってみました。
小説部分はPCのまんまですがご了承ください。

というわけでURLこちら
http://www.geocities.jp/nekotahanmyou/mobile/index.html

今後ともバー理科室をよろしくお願い申し上げます。

ネコタ斑猫 拝

敵ながら天晴でござる。

子どもがかんしゃくを起こしやがりまして。
出てったと思ったら屋根の上に登ってました。
落ちて骨でも折ったらややこしいので早くおりろと怒鳴りつけたんですが、その後庭を見たら上がったまんまだったバトミントンの羽根が落ちてる。
ついでに落としておいたらしい。

…敵ながら天晴。

百物語第二夜其の七十四 焼却炉の骨

 学校の七不思議というのは、一体どんな風に生まれるのでしょうか。

 学校の七不思議、皆さんもよくご存知だと思います。たとえば音楽室のベートーベンの肖像の目が動くとか、屋上に行く階段の段数が時々合わないとか、夜中に校庭を走っている首のない子どもがいるとか、トイレに花子さんがいるとか、そういう話ですね。
 そういう話は、いつ誰が言い出したものかもわからないまま、学校にいる生徒から生徒へと語りつがれてゆきます。それは大体六つまでしかなくて、なぜかというと、七つ目を知ると呪われるから、という話になっています。先輩から教えてもらえるのは六つ目まで。どの学校でも、そういうルールになっています。

 では、それら学校に伝わる七不思議に始まりはあるのでしょうか。

 「僕たちが三年生のときの夏休みの前に、その不思議なことは起こった。そうして僕たちの学校に、七番目の不思議が生まれた」
 これは、そんな、お話です。

 ある学校の裏に、小さなコンクリート作りの焼却炉がありました。それは前は残飯や紙などを燃やすために使われていましたが、環境問題のこともあり、今はほとんど使われていません。隣にはゴミ捨て場があって、その隣には畑があり、サツマイモやジャガイモを育てたり、観察に使う朝顔やミニトマトの鉢が並べてあったりしました。
 この学校に似てますね。でも、学校というのはどこも似たような作りなのです。

 ある年のことです。その、もう使われていない焼却炉について、変な噂が立ち始めました。
 数年前、子どもが余りに言うことを聞かなくて、育児ノイローゼになってしまったお母さんが、思いつめたあまりに子どもをその焼却炉に放り込んで焼いてしまったというのです。
 そして、焼却炉近くには、その子どもの骨が埋まっていて、今でも探せば見つかるというのです。

 もちろん、そんな事件は一度も起こったことがありませんでした。
 先生たちも、一体どこからそんな話が出たのか、首をひねるばかりでした。

続きを読む




というわけで百物語第二夜其の七十四 焼却炉の骨 です。

久しぶりにさくっと書けた短編です。
今年も学童で夏祭りがあるのですが、そこでまた怪談のお呼びがかかるかな、とわくわくしながら待っておりまして。
んで、朝方第二子を保育園に送りがてら第二子の小学校の裏を通りがかって、そこに焼却炉があることから思いつき、帰ってから一時間くらい子どもを無理やり昼寝させて黙らせながら書き上げました。
小学校ネタ。

子供向けなので、わかりやすく、よくある展開、パタン化されたオチを採用しております。
ままのモデルは座敷女です。
話のパターンも座敷女です。
座敷女自体のストーりィはそもそも都市伝説を踏襲しているわけですが、なんというか座敷女の造型の怖さというのは突出していると思うのです。

貞子よりイヤ度が高いですね。

素晴らしきかな座敷女。
古本屋に多分必ず一冊はあると思いますので、もし読んだことのない方、お勧めいたします。

ウェブ拍手

えー、ありがとうございました。
去る7月1日に百物語第二夜其の七十三「運命の恋人」にウェブ拍手でコメントを寄せて下すった方がおられまして。
「運命の恋人・マイの本当の望みが最後までこないと掴めないので、読み進むのに主人公にシンクロした緊張感があって、とても面白かった…と云うか怖かったです。途中、読みながら「納得して死を受け入れてくれたんじゃなかったの!?」などと考えてた傲慢な頭を引っ叩かれた気がしました。そんな命があるわけない。長文失礼しました(汗)」

長い。

五回に分けていれてくださいました。ありがとうございます。
今度は是非掲示板にメッセージを残していただけると幸いです。

前世というのは本来確証のない個人における妄想であって、共有できる前世の形がたとえあったにしても所詮共同幻想のようなものだと思うのですが、しかしもしも自分の抱いている前世の妄想を更に詳しく知っている相手にめぐり合ってしまったら一体どうするか。そんな見知らぬ妄想、ありうべきでない偶然の一致こそが真の恐怖ではないか。そんなことを考えて書いた短編でございます。

お読みいただきまして、ほんとうにありがとうございまいsた。

で、大変嬉しかったのでようやく再読する気になりまして。
(読み返したくない病)
読み返してみたところ、えらいことに気づきました。
主役の女の子、
マイちゃんですかマキちゃんですかどっちですか?
書いてる途中に何があったんですか自分?

…誤植というかなんというか。
全部直しました。
ごめんなさい。

蜜室 レビュー

神田のチケットショップで、ビューティ・ヘアさんの「蜜室」を見つけた。
楽天オークションでは開始8000円などというふざけた値段がついていたりするが、古本は専門外のチケットショップゆえか、300円などという別の意味でふざけた値段がついていた。

買った。(ちょっと恥ずかしかったけど)

蜜室は、子どもを持つ親御さんの投書をきっかけに警察沙汰となり裁判、わいせつであるという有罪判決が出て発禁処分になったという曰くつきの書である。
復刊ドットコムの復刊リクエスト投票でも147票を集めたものの出版交渉は1993年7月28日時点で更新停止。
2005年6月16日には高裁で改めてわいせつとの判決を受けた。
出版社側は上告する方針だという。

とにかく、現在ほとんど流通していないアダルトコミックである。

詳しい経過はまとめるのが大変なのでググって頂くとして。

この件をネットのニュースで見て気になっていたことは、やはりその内容だ。

「国家お墨付きのエロス」

ではないか。

こんな記事上げて目ぇ付けられたらどうしようとも思うが(弱気)(どこからだよ)(いろんなとこからだよ! )、マンダラケとかでもたまに売ってるらしいので、まぁ、なんだ、大目に見てやってください。

では、つらつらと。

タイトルが蜜室というので、質の悪い王子様みたいな監禁モノ一点張りかと思ったが、全然そうではなかった。といって監禁モノがまるでないわけではない。
全八作品、うち一作品が監禁輪姦ミドルSM(なんですかミドルって言うのは)で、確かに自分ちの子どもが読んでたらフツーのお母さんならものすごい危機感を持つような内容となっている。
だが作家さんとしてそういうものしかかけないという気質の持ち主などでは全然ない。短編集なのだがとにかくバラエティに富んでいる。ストーリーはエロ漫画なりの非現実さは多少あるものの基本的に非常にリアル。監禁モノの一作品を除いて女の子は合意の下にセックスをし、きちんと感じている。
絵的には、巷でよく見るアニメ的萌え萌えテイストではなく、といって古臭いわけではない。劇画系の流れはリアリティを出すための必然として底に流れておろうが、女の子のカラダも、顔も、表情も、皆普通に可愛らしく、正直ぐっと来る。
筋なんかなくてもいい、かわいい女の子のかわいいエロがかければいいんだ、とか、俺はこのシチュが好きだから何度でも描いてやる、あんたも俺のこれを読みたくて買ってるんだろ、とか、さらにはもはや病質といっていいほどの虐待をあらゆる女の子に対して繰り返さざるを得ないとか、そういう書き手さんも居る中で、このビューティ・ヘアさんは至極まっとうな倫理観をお持ちの素晴らしい職人さんだと思う。話が単純に面白く、しかも女の子が大変気持ちよさそうで、細部描写がなるほど緻密で、おまけになんと全作品が女の子の気持ちを大切にしたハッピーエンドだ。
すごい。
ちょっと感動した。
インモーがゾウリムシみたいだけど。(ほっとけ)

性器描写も、判決で「漫画のわいせつ性は実写に比べて相当開きがあり…」などという言葉が入ったごとく、そりゃまあ実写に比べりゃ絵は絵なのだが、写真と比べたくなるほどリアルだと思う。いや、写真はむしろ内臓的で生々しすぎて僕もう立てませんみたいなことになったりするが、これは優れたまなざしを持った優れた描き手が描いたものなので、人にとってあらまほしき性器表現、こういうものなのではないかという性器表現に肉薄しているように思われて、ぶっちゃけ実写よりエロいんじゃないかという気さえする。

以下、各話紹介。

新ヒロイン
元特撮スタントが、仕事に限界を感じてやめようという前に、特撮ものエロビデオの主演をやらないか、と打診される。
思い切って仕事を請けた女の子。スケスケエロスな衣装を着て、ソフトボンデージあり、最終的には悪役とそんなことに至っちゃうのだが、悪役男優が二本の竿をお持ちで、大層気持ちよさそうなのであった、というようなお話。
エッチに至る必然、周りのキャラもきちんと描かれていて、なんの瑕疵もない作品。
女の子も「特撮ヒロインになりたい」という夢を実現、ちょっとしたカタルシスさえある。

髪ゆいの恋
舞台は美容院。
父を亡くして住み込みで働き出した男の子を迎えたのは、恐妻家の店主と、ショートカットノーブラ巨乳のすごいかわいい女の子(好み)。女の子が天涯孤独なのをいいことに、店主はお客さんのシャンプータイムに女の子にバックを強要したりしている(シャンプーの間に舐めて挿れて出せちゃうなんて仕事が速いですね店主。このときの女の子の「いやなのを我慢しながら感じてる」表情がようございます)。その姿を見られていたことを知っていた女の子、男の子を誘い、多分初めての「服従ではない対等の立場での、更には多分恋につながりそうな」セックスを経験、大層気持ちよさそうである。
その後女の子は店主の奥方に関係を暴露、事実上の店主となり、男の子と二人でがんばってお店を切り盛りしている、というやっぱりカタルシスな素敵なお話。

一攫千金
デザイナー事務所にバイトに来た男の子。デザイナーの先生は結構な美人。締め切りが迫っているときは精神的に疲れているのでアシスタントとエッチしてカラダも疲れさせて寝る、というなかなかにご都合な嗜好の持ち主。んで先生は男の子とえっち、男の子も若さで勝負、お互い大層気持ちよくなって仕事も順調、その上男の子は最終的に先生と所帯を持ったという、鶴亀鶴亀なお話。

カーニバルカーニバル
高校の文化祭。女の子はメイド喫茶の準備中、恋人の男の子はなぜか天岩戸の演劇に出るとのことでアマノウズメの雑談など。んでおっこったものを取ろうとしてお尻丸出しになった女の子に男の子は当然欲情、危ない日なのでアナルに挿入、アマノウズメみたいなんていいながら恋人同士なのでちょっと痛いけど大層気持ちよく、青春だねぇ文化祭がんばんなさいよ、というようなお話(ちょっと違)。

肉体の問題…
ストレートロングヘアめがねっこの女の子。左のおムネの陥没乳頭を気にしている。直すには感じて乳首が立てばいいんじゃないかとゆわれていろんなところで自慰にふけります。最後には部室で好きな男の子に自慰を見られてそこでエッチ、相思相愛になってよかったね、というほほえましいお話。

イノセント…
病院の一室。大変エロい体つきの女性が恋人の男を見舞いに来ているというシチュエーション。脱げば乳首とラビアに鎖つきピアス。露出を織り交ぜながら寝たきりのような男と交わり遊ぶ。更には入り口の小窓から覗く白衣の男を誘い入れ、3Pを請う。
実は女は恋人を殺害しており、ここは精神病院、ベッドに横たわっていたのは人形であった。
そんな救われない閉じたオチかと思いきや、女は虐待されていたらしく、無残な形にせよ虐待から逃れられたという点、狂ってはいても脳内彼氏の居る彼女の世界では幸せそうという点で、静かなハッピーエンドというお話。

相思相愛
M奴隷を買いに来たSのおっさんの話。女の子は文句の付けようのないボンデージ、最初おっさんを嫌がっている様子を見せけられたりするが催淫剤をヴァギナに詰め込まれたりしているうちにおっさんを欲しがるようになる。んで大層気持ちよさそうな二人。最後にお店の主人が「何故あのお客さんのときだけ暴れるんだい? 」と尋ねると、おっさんは嫌がるのが好きなのだということ、おっさんに愛されたいから嫌がってみせるのだ、ということを明かす。ああ、男と女は深いやね、ヴァギナ蹴るのはちっと痛そうだがね、あとヴァギナんとこにファスナーがあるのっていろいろ巻き込みそうで見ててイタタだね、と色々なことを考えさせられる名作。エロ描写も大変いい感じ。

這いずりまわる…
多分一番目ぇつけられたっぽい作品。これがなくてもあの緻密な性器描写がある以上逃れられなかったかもしれませんが、これがあったもんだからさらに倍率倍! とかなったんじゃないかと思っちゃう作品。

大学生の女の子が親に嘘ついて恋人と旅行…と思ったらその恋人が悪い奴で(小学生的表現)女の子は監禁されて輪姦されてしまうというお話。
冒頭でいじめられっこ気質の男の子が出てきて女の子の世話に回るのだが、最終的に「トリップできる薬と相性が悪い食べ物」を買ってきて女の子を助けるというよかったねカタルシス。
輪姦する男たちの身勝手さ、女の子の心理・表情のリアルな無残さと美しさが、他の短編とは違う深みを出しているように思われる。
問題なのはやはりこの輪姦と、やられすぎてゆるくなっちゃった彼女のしまりを取り戻すための根性焼き・ニードルなどの行為であろう。
筋に破綻が全くなく心理描写・表情がリアルなだけにヤバさが際立つ。

***
もしも自分の子どもが抜きネタとしてこれを持っていたらどうするか。
とりあえず読んでみる。
んで、書き手の倫理観に破綻がないことに安心するだろう。
不幸な女の子はかわいそうなのだ、という当たり前のことが書いてあり、そして愛のあるセックスはお互いにとって大層心地よいものなのだ、というやはり当たり前のことが書いてある。
そして不幸な状況にある女の子は救われねばならず、救われたところを見ると読み手も安心だし楽しい、そういうことがきちんと書いてある。
最後の監禁輪姦モノにしても、抜きネタとしてはもちろん秀逸だが、一方の男たちは実に邪悪且つ身勝手に描いてあり、抜いたはいいが抜いちゃった自分への罪悪感をそこはかとなく覚えそうで、そして言い忘れていたが最後のページでいじめられっこの男の子にすがって泣くシーン、あの表情はどこか透明で、そのすぐ後に悪い奴が食い合わせで死にそうになって女の子が救出されるという筋立てともあいまって、妙な開放感がある。
もっとやばいのがいくらでもある。これはむしろオッケー。
***
というわけで。

性器の描写が緻密でまずいんだったらもっと取り締まらなくちゃいかんところがあると思うし、それより何より、もっと倫理的に胸糞悪くなるような作品、女の子のカラダを性的玩具としてしか扱っていない作品やら病的な偏執に基づいて描かれた作品はいくらでもある。こういう良質なエロ漫画を駆逐して、性器が隠れているからといって後者を野放しにして。
それがアンタタチのお仕事なんですか?
プロフィール

ネコタ斑猫

  • Author:ネコタ斑猫
  • オリジナル百物語サイトバー理科室の管理人。本家サイトでは400字×20枚内読み切り短編連載中。死ぬまでに千物語を完成させるのが目標。
    プロフ画像は山田芳裕著「へうげもの」より。古織いいよ古織。
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