こんな夢を見た。見知らぬ家の一室に居る。そこは大きな暖炉のある広い部屋の一角である。暖炉のある側では一人の老人が揺り椅子に座っている。自分の居る側は老人の居る場所からカーテンで仕切られている。その長方形がまた半分にカーテンで仕切られているので、実際に自分がいるのは正方形の間である。窓辺に一台の蝋燭立てがある。蝋燭立てには一本の、10センチほどの白い蝋燭が立っている。これはすなわち老人の命の蝋燭である...
ここんとこの入眠時幻覚の話なぞをすると、「霊感あるんだー」と安易に言われたりする。ねぇよそんなもん! 霊感なんて世の中に存在しねぇんだよ!霊感ってのはな、感覚の処理過程でのバグなんだよ!本来なら普通に処理されるべきところがバグが起こってるんだよ!普通じゃない工程で処理がなされて奇妙な感覚を味わうっていうのは、処理過程が故障しがちだっていうことで恥ずかしいことなんだよ!と思ってしまう。まずそもそもの...
これは二日ぐらい前の晩のこと。飲まずに床に就いてじき、三つの小さな光点(親指と人差し指でこしらえたぐらいの)が入ってきて私が意識を向けたのに驚いたようにジッと音を立てて消滅した。とたん目が覚めた。こいつらはよっぽど見たいんだなぁ、と思った。しかし一体何を?ああ、私の書くものか。そんな風にねぼけまなこで腑に落ちたのだが、この判断は妥当か?昨晩のこと。えらく体がくたびれていてほうほうの体で床に就く。肩...
新居の怪談の後日談である。お守りを買ってきたその日は旧友から電話のかかってきたうれしさでつい呑んでしまい効力を確かめられなかった。昨日。ようやく呑まずに床に就いた。お守りが来てからどうも空気が清浄なようで、良い予感がしていたのだが、床に入ってもなかなか眠気が来ない。ああ、そうだ、これだ、いっそ懐かしいほどだ、と私はうれしくなった。元来私は大変寝つきの悪い質である。だから逆に入眠の早いのは恐怖である...
「中の人は科学の子」なオリジナル百物語サイト運営者としてこんなことを明かすのは大変恥ずかしいのだが、自分自身にとって余りにもリアルでしかも余りにも面白かったのであえて公開することとする。実は新居に移ってから、綺麗に眠れたことがない。飲まないで床に就くと、実に100%の率で金縛りに合う。自分が金縛りに会うときというのは必ず墜落睡眠である。床に就くころからまず怪しい。眠気の質が普段と異なり深く、濃い。そ...